先日、久しぶりに北海道札幌市で「冷えとり座談会」をさせていただきました。
ご参加いただいた皆様、貴重な時間を割いてご参加いただき有難うございました。
皆様がこれからも「冷えとり」で益々お元気にお過ごしになられますようにと思います。
その日の札幌市は風が少々強かったのですが、気温が愛知県と比べると10度近く低くて快適でした。思わず「さすが札幌」と思ってしまいました。
私が住んでいる隣町に「県営名古屋空港」という空港があり、今まで北海道への直行便が無くて、北海道に行く時は何かと不便でしたが、今回は札幌市内にある「丘珠空港」というところへの悲願の直行便が出来ましたので、とても便利になりました。
どちらも小規模な空港なので、移動も楽々で有難かったです。
冠状動脈剥離
さて、今の季節は「夏」という事で、主に心臓の毒出しが盛んになります。
暑くても靴下の枚数を増やして頂きたいのは前々からお願いしていることですが、中々ご理解いただけない事が多いので「いつもどうしたらご理解いただけるのか? 」と悩みます。
15年ほど前、ご近所の奥様(60歳前半)がお友達とランチを楽しんでいた時に、急に胸を押さえて苦しみだし、救急車が到着した時には息を引き取っていたとの事でした。
私は前日に犬の散歩をしておられた奥様をお見掛けして、ご挨拶をしたのですが、いつもと変わらずにお元気そうでした。
「冠状動脈剥離でお亡くなりになった」と後で聞かされ、お悔やみのお花を届けさせて頂きました。
その方は、時々「シルクの5本指靴下」を買いに来て下さったのですが、いつも2枚くらいで、夏の暑い時期は裸足でした。
「冠状動脈剥離」について父は、
「心臓から体全身に勢いよく血液が送られるところで、その血管が中で割けてしまって見る見るうちに血管が破れてしまう病気だ。あっと言う間に血管が破れる事が多いので、全身や脳へ血液が回らなくなり、5分以内に救急搬送されればまだ助かるかもしれないが、ちょっと離れたところではそうはいかないから、助からない事が多い」との事でした。
元々そういう血管はとても大事ですから、中々破れないように丈夫な三層構造になっているそうです。
「冷え」が酷いと、腎臓(一番冷えに弱い)に毒が溜まり、その毒が心臓を攻めます。
心臓の毒は、肺を攻めますが、肺は粘膜・内膜・腹膜という全ての膜に関係があります。
血管の一番内側の膜が何かの拍子(毒が溜まりきっていてその毒出し)で破れると、血液が次の層で何とか破れないように頑張るそうですが、2番目の層は筋肉で出来ていて肝臓と関係が深いそうです。
心臓の毒は肝臓が貰ってくれますし、心臓は肺を攻め、その毒は肝臓を攻めますので何となく相関関係が分かると納得ですよね。
肝臓の毒が多いと、筋肉が脆くなりますので、そこが破れてしまい、最後の層も耐えられなくなって破れてしまうとの事でした。
父曰く「この病気は破れる前の自覚症状が全くなく、検査にも出なくていきなり来るからどうしようもない。まあ結局はしっかりと「冷えとり」をして「毒」を溜めないでいれば心配はないのだけれど」との事でした。
そのお亡くなりになった方の顔色は、どちらかと言うと色白(肺が悪いと色白になる)でした。
靴下6枚では足りない
それから、数日前にあるお客様からお電話でご相談をいただきました。
「数年前から心臓に違和感があり、何となく検査を受けたら心筋梗塞の疑いがあると言われたので、医師から24時間心電図を計ってきてくださいと言われたけれど、何に気を付けたら良いのでしょうか? 」との事でした。
私は「大抵の方は靴下の枚数が足りないので、もっと履くべきですよ。今、何枚ですか? 」とお尋ねしましたら「6枚」との事でした。
「世間の裸足で過ごす方から見れば6枚は驚くほど多いと思われますが、こちらから見るとはるかに足りません。色々とご心配でしたら10枚以上は履いて下さい」とお話させていただきました。
しかし、他の方々でも相変わらず枚数が少ない事が多いので「これからどうしたら分かっていただけるのか? 」といつも悩んでいます。改めて「靴下4枚履き」は必要最低枚数ですので、体調に不安(毒出し)が出たらすぐに靴下を増やすようにしていただきたいと強く思います。
先ほどの考察で、肝臓は筋肉と関係がありますので、その方の場合は心筋の具合が悪くなったのだと思います。
その方は「何か食べる物に気を付けた方が良いでしょうか? 」との事でしたので、
「強いて言えば「果物」は心臓にあまり良くないので避けて頂きたいと思いますが、それより何より靴下の枚数を増やしてください。昨今は幅広でおしゃれな靴が色々ありますから、紳士用などで気に入ったものを履いていただければ良いですよ」とお話させていただきました。
靴下の枚数を増やすのはとても大切な事ですよ。