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冷えとりおサボりで、膝に激痛/スッパリと「冷えとり」を止めてみる

悲観的
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気が付くと、うるさいくらいだった蝉の声があまり聞こえなくなりました。
日暮れも早くなってきています。確かに季節が進んでいるのですね。
私が大好きな「晩秋」までもう少しの辛抱ですね。

9月は台風シーズンと言われるだけあって、つい最近も台風13号が日本列島に爪痕を残していきました。

そして、今週の初めには北海道内の一部の地域で、大雨の影響で道路が冠水しました。今まで大雨とあまり縁のなかった地域なので、大変なことだと思います。

毎週どこかで被害が出ているようです。そのたびに「お見舞い申し上げます」という気持ちでいっぱいになります。私は何もできませんので、申し訳ない気持ちです。

秋の体調不良は、夏の冷えとりおサボりが原因

さて、最近の事ですが、あるお客様から「8月末から9月にかけて腰痛になって困ったので病院を受診したら、骨が脆くなっていると言われたけれど、どうしたらよいかしら? 」とご相談をいただきました。

腰痛が出てから湯船に入るのが大変なので、何とか浴室で足湯をしている状態との事でした。

私の今までの経験上ですが、この時期は体調不良を訴える方が多いようです。

多くの方々は、暑い時期は「冷えとり」を緩めてしまいます。それが一番の体調不良の原因だと思います。

その方に尋ねましたら「今年はあまりにも暑かったので、ものすごく汗が出て肌着がすぐにベタベタになるし、そんなこんなで靴下を減らし、半身浴も短くしていた」との事でした。

やっぱり!私はこう答えました。

「冷えとりを緩めたので、冷えが溜まってきたのだと思います。腎臓は特に冷えに弱い臓器ですし、骨とも密接な関係がありますから、今からでもしっかりと強化してみればよいと思います。何とか頑張って長く半身浴をしてください。

私はお風呂が病院と思って何かあると半身浴の時間を長くしますよ。それに、この暑い中でも、靴下の枚数も冬と同じ枚数(26~28枚)をずっとキープしていましたよ。

私も、もの凄く汗をかいてよく着替えていました。汗は毒だしだからしっかり出した方が良いのです」

次の日に「まだ腰が痛くてお風呂に入るのが大変だったけれど、思い切って入って半身浴をしたら痛みが引いて楽になった。冷えとりは凄いですね」とご連絡をいただきました。

冷えとりおサボりで、膝に激痛

かく言う私も、先週、甘いものを沢山食べる事情があり、夜は睡魔に負けて湯たんぽを入れずに猫と寝てしまった事が2日ほど続きました。

その夜中、急に右膝に激痛が走って目が覚めました。

慌てて湯たんぽにお湯を入れて寝ましたら、翌日は痛みがすっかりなくなっていました。

消化器の毒は、膝・足首・股関節などに出やすいので、甘いものの毒が消化器に溜まって膝に出たのだと思います。

消化器の毒は腎臓を攻めます。腎臓には副腎という小さな臓器がくっついているそうなのですが、その臓器の髄質(内面)が痛みを引き出すとの事です。

五行説

副腎も腎臓と同じように一番「冷え」に弱いそうです。(ちなみに副腎皮質ホルモンというのがステロイドと言われています)

その後は、また右膝に痛みが出たり、膝が重く感じたり、正座ができなかったりしていますけれど、何とか仕事と家事が出来るので「毒だしは不思議だなあ。甘いものを食べないようにしなければいけないな」と呟きながらアイスクリームを食べているので我ながら情けない話です。

秋はメソメソ神経質の理由

前にもお話させていただきましたが、秋は主に肺の毒だしの季節です。

肺の毒が多いと悲観的になり、何事もメソメソと考えてしまいますし、肺の毒が肝臓を攻めますので、肺と肝臓の毒が多いと細かいことが気になり、何かと神経質に考えたりします。

この時期に、色々な瞑眩(毒だし)の症状がいつもよりも不安になってしまう方が多いのは、こういう内臓の兼ね合いがあるのかもしれません。

もっと「冷えとりをしているのだから、なるようになるさ」と構えていれば、心が何となく落ち着いてきます。

しかし、私自身も最初は「冷えとり」を信じ切れず、色々な辛い瞑眩が出るたびに「本当に治るの? 」と不安になってオタオタしたものです。

結局は、誰かに助けてもらうものではありませんから、長い年月をかけて、何回も自分で泣きながら歯を食いしばって踏ん張り、乗り越えました。

色々なお客様からの朗報や、仲間からの体験談を聞いていくたびに自信と確信が持てて、今に至ります。

スッパリと「冷えとり」を止めてみる

でも、どうしても瞑眩が不安で我慢できないのなら、スッパリと「冷えとり」を止めてみるのも一つの方法です。

不安な気持ちに囚われながら続けても却ってよい結果が出ない事が多いからです。

他の治療法に取り組んでみて「やっぱり冷えとりが良い」と思ったら、また始めれば良いのです。

最近、数年「冷えとり」と遠ざかっていた方から久しぶりにご注文をいただくことが増えてきたように思います。

改めて「冷えとり」の良さを分かって下さったという事だと嬉しく思います。

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