何かと忙しい時期となりました。
先日、俳優の渡辺徹さんがお亡くなりになったというニュースが報じられて驚きました。
享年61歳との事で、早すぎるお別れですね。まだまだこれからのご活躍を期待していたのですが、残念でなりません。ご家族の皆様はもっと残念だったと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。
「寒い(冷たい)」と「冷え」は違う
さて、ご存知のように私は一年中靴下を26枚、ズボン下を4枚履いていますが、この時期のように寒さが厳しくなってくると足元が冷たく感じてきます。
昔は裸足やストッキング、靴下一枚でも何とも感じなかったのですが、冷たく感じるのです。面白いものですが、多分体の芯からの「冷え」が出ているのかもしれません。
それに、「冷えとり」を続けていると「冷え」に敏感になり、体のメッセージが分かるようになるようで「足元をもっと温めてください」という警告が働くようになるのですね。
「寒いとか冷たいというのは体の皮膚で感じるような表面的な物で、冷えというのは逆に内面的な物だ。だから、真冬に半身浴をしている時に上半身の皮膚を触ると冷たく感じるが、心配をすることはない。下半身が温まっていれば頭寒足熱なのだからそれでいい」と父から聞いたことがあります。
考えてみれば、沢山靴下を履いているのですから、寒い訳はありません。もし、温度計で靴下の内面を計れば、温度は低くないと思います。
体の芯の「冷え」は計りようがありません。自分の感覚で判断するしかないという事になりますから、中々世間的に「冷え」という物をご理解いただけないのが悩みです。しかし、何となく「冷え」を感じる時は体調が良くない時が多いです。
ご自分で体調が悪いと感じた時は、今までよりも「冷えとり」を強化してみてください。そうしていくうちに、何となく体調が良くなってきますよ。
[体験談]脊柱側彎症が冷えとりで…
ところで、少し前にある方から「脊柱側彎症」のご相談をいただきました。
背骨が曲がってしまう病気です。一般的には整体や整形外科などにお世話になるのですが、中々治らないので大変だそうです。
「冷えとり」的にはそれぞれの脊椎が内臓と密接な関係がありますので、まずは「冷え」を取って内臓の毒が減って良くなれば、その内臓に関係のある背骨も真っ直ぐになるという考えです。背骨が曲がるのは、内臓の「毒出し」の症状だからです。
かなり前ですが、東京都内で「冷えとりグッズ」のお店を営業している同志のところに、一人の男性が買い物に来て下さったそう。
その方が「今の僕は姿勢が真っ直ぐで見た目は違和感が無いと思いますが、冷えとりを実行する前は背骨が曲がってしまってね。体が『くの字』というか、上半身が真横に近く曲がってしまって歩くのも大変でした。姿勢が悪いので歩きにくいし、足腰や引っ張られている方の筋肉や皮膚も痛くなるし、色々な病院や治療院に通っても効果が出なくて、一生このままだと諦めていました。
しかし、たまたま立ち寄った本屋さんで、何故か「冷えとり」の本が目に付いて買って帰って読んでみたところ、ただお風呂に長く入るだけとか、靴下を沢山履くとか、簡単な事ばかり書いてあり、これなら俺でも出来ると思ってやるだけやってみようと思ってやってみたのです。暫くしてふっと気が付いたら真っ直ぐ立っていたので驚きました」と、お話をなさったそうです。
お店のオーナーである同志が「凄いお話ですね。冷えをとりさえすれば大変な病気も良くなって行くのだと分かっているつもりでしたが、そのような体験談を伺うと改めて「冷えとり」の凄さが分かります。良い勉強になりました。有難うございます」とお礼を言ったそうです。
難病が劇的に良くなった方に共通のこと
「実は、ずっと手元にシルクの5本指とか重ね履き用の靴下が全然無くて、とにかく家にあった靴下でなるべく化繊の少ない物を選んでかき集めて重ね履きしていたのです。こうして体が真っ直ぐになり楽に歩けるようになったから、やっぱり重ね履き用に適した靴下を履こうと思って、ここまで靴下を買いに来たのですよ」とニコニコしながら買い物をしてお帰りになったとの事でした。
「冷えとり」は難しい事を考えずに、焦らず淡々と実行するという事がとても大切だという事なのですね。
私が今まで耳にしているお話で、難病が劇的に良くなったという方は、大抵この男性のように焦らずに「とにかくダメもとでやるだけやってみよう」と素直な気持ちで取り組む方が殆どです。
焦りや不安が大きいと、心が「冷え」ますから、カリカリ思わないようにゆったりと構えて取り組んでいただきたいと思います。難しい事ですが、一つ頑張ってみてください。必ず結果がついて来ると思います。
日本中を元気にしてくれたサッカーの日本代表の選手団が帰国しました。今回は残念ながらベスト8には進めませんでしたが、次回に期待します。感動を有難うございました。お疲れ様でした。