小学校や中学校の皆様は入学式の時期ですね。ご入学おめでとうございます。
私が子供の頃は、入学式の時期が丁度桜が満開になる時期で、記念写真を彩っていましたが、最近は開花時期が早くなってしまって、入学式の時は「葉桜」になってしまっているという事が多かったのですが、今年は寒さが長引いたせいか何とか散らずにいてくれて良かったですね。
いつもの事ですが、これから徐々に暖かくなりますがしっかりと足元を温めていてください。足元は一年中冷えています。
それにしても、新型コロナウイルスが中々終息しませんね。今度は「ステルスオミクロン株」とか言われているものが徐々に増えているようです。困ったものですね。
しっかりと「冷えとり」をして免疫力アップで乗り切りましょう。
肝臓・消化器・心臓に関する心の問題
さて、春は主に肝臓の毒出しとお話させていただいております。
肝臓の悪い人の性格は傲慢、せっかち、感謝しない、こだわりが強い、短気、頑固などです。しかし、人間の性格は内臓は一つだけではありません。色々な他の内臓が関わってきますから、そんなに単純ではありません。
例えば、肝臓が消化器を攻める(相克関係)場合は、消化器がその攻めに抵抗しようとして沢山食べてしまい、食べ過ぎの毒を溜めてしまいます。
消化器の性格の一つはいわゆる「甘ったれ」というのがあります。これは「利己」という事で、自分は何もせず、何も考えず、何も動かずに人にばかり頼ってしまうという事です。
自分は動かない(利己)のに、周りの他人が仲間の為に動いてくれていることについて、感謝もせずに不平不満ばかり言っている(傲慢)という人がよくいますが、こういう人は肝臓と消化器が悪いと思います。
消化器の毒は、心臓がある程度貰って助けてくれます(相対関係)心臓は何とか消化器の毒を貰ってあげたいのですが、腎臓から攻められる(相克関係)し、自分の毒もありますから、いつまでも消化器からの毒を抱えているわけにはいきません。そこで肝臓に助けてもらいます(相対関係)
この3つの臓器に関しての「相対相克関係」はこんな感じでグルグル回ります。
冷えとりは自分で責任を取る健康法
以前「私は長年冷えとりを実行している」と威張っていたある人が、ある日「心臓疾患になってしまった。不安でしょうがない」と相談をしてこられました。
今までの経験で、そういう人は往々にして中途半端な「冷えとり」をしている人が多いようですし、何故か他の健康法も取り入れて頭の中がぐちゃぐちゃになってしまっていることが多いようです。
私は「お話を伺うと靴下の枚数も少ないし、半身浴の時間も短いようですからもっと両方を増やしてください。そうすれば改善されるはずですよ。不安がっていても何にもなりませんから、やるべきことをやらないと駄目だと思います。今よりももっと冷えとりを強化してください。長年冷えとりをしていても中途半端では効果が中々出ないと思います」とアドバイスさせていただいたのですが、中々すんなりと受け入れていただけませんでした。
それで「冷えとりを受け入れる事が出来なければ、冷えとりをさっさと止めて、今、実行しておられる他の健康法だけにして、その健康法の先生にご相談なさったらいかがですか? 私は無理に冷えとりを実行して頂かなくても構いませんよ」と返事をしました。
相手が素直に「分かりました」と終わらずに、中には「何とか助けてよ」と言うような事を延々と言う方がいらっしゃいます。自分がもっと素直に「冷えとり」強化をすれば良いだけで、私には何も出来ません。私は医者ではありません。
傲慢・甘ったれ・冷酷…
自分の気に入った答えが出なければ嫌だというのも傲慢の一つだと思います。
自分よりも目下と思う人には威張り、逆に自分よりも目上と思う人には盲目に従うというものも傲慢の一つです。よく他の健康法は「○○医学博士」という肩書を付けた方が執筆なさっておられます。傲慢な人は、平凡で地味な「冷えとり」よりも魅力を感じるのだと思います。
そのくせ、消化器の甘ったれで「何かと不安になって何だかんだ相談をして頼ってくる」という事も重なってくるので、これも厄介なものですね。
心臓の性格は「冷酷」と言って自分の都合の良いように考え、周りの他人への思いやりが無いという事です。先ほどの方に当てはまると思いませんか?
本にも「傲慢」「冷酷」「利己」「強欲」と心と内臓の関係が書いてありますので、読み直して頂くと良いと思います。
私もそうですが、中々自分の性格を直すのは難しいと思います。でも、足元を温めて血流が良くなって内臓が良くなってくると少しずつ性格も変わって来るようです。
新しい人と出会う時期です。今後の良い関係を築く為にも「冷えとり」は有効ではないで無いかな? と思います。