あと少しで6月が終わりますね。
今年も半分過ぎてしまったという事ですか? いつも思いますが月日の経つのは早いですね。
今は「梅雨」の真っただ中という事もありますが、私が住んでいるこの地域は特に毎日蒸し暑くて大変です。私が一番嫌いな「高温多湿」な時期です。
陰陽五行説によると消化器は「湿気」に弱く、心臓は「熱」に弱いとされています。
心臓は消化器の「親」に当たりますので、消化器の毒を貰います。
暑いと食欲が落ちるのは、なるべく消化器を休ませて「毒」を減らして心臓への負担を減らそうという事です。食べたくない時は無理して食べない方が良いのです。
しかし、食欲がある時は体が欲しているのですから、食べて頂いて構いません。
久しぶりの大きな毒出し
先日、久しぶりに大きな「毒出し」をしました。
よく「幸恵さんでも毒出しがあるのですか? 」と言う方がおられますが「ありますよ。生きている間は毒を溜めるので、ずっと毒出しがあります」とお話します。
今回の症状は、今までと同じようで「風邪」のような症状になります。
丁度一週間ほど前の朝の事ですが、起きた時に喉がイガイガしていました。
「一晩中エアコンをかけているので空気が乾燥していたのかな? 」と思いながら、そのまま色々朝のルーティーンをしていたのですが、喉のイガイガが酷くなり咳が出るようになりました。
体も重だるくなってきたので、念のため熱を測ってみたら微熱が出ていました。
原因は多々思い当たるのですが、一番は毎晩の晩酌です。
父が入院中の時は、病院側から突然呼び出しがかかったらすぐに駆け付けなければいけないので、飲酒運転になってはいけないと思い、ずっと飲まずにいました。
今はそのような事が無いので、調子に乗っていたのです。
私は、いつも「毒」が溜まって限界が来ると「風邪」のような状態になり、寝込んでしまって「毒出し」をするようです。
毒出し時の対応
このような時は、食欲がかなり落ちてしまいますので、食べずに布団に湯たんぽを入れてひたすら寝る事にしています。
寝ている間は何も考えないので「毒」がよく出ます。
面白いことに、そのような状態でも必要最低限な家事や仕事が何とか出来るので「毒出し」は面白いものですね。
「毒出し」は症状が派手でも、体の中の「毒」が出て行って、体の中はキレイになり、内臓が元気になっているので何とか動ける力が出るのだと思います。
今回は、よっぽど「毒」が溜まっていたようで、体の怠さが中々取れず、微熱も続いていましたので、ゴロゴロ横になりながら2日間ほど過ごしました。
昔の関節リウマチの毒出し
3日目に、体の怠さはありましたが微熱が無くなったので、買い物や用事を済ませに外に出たのですが、今度は違う毒出しの症状が出ました。
時々左手の人差し指・中指・薬指・小指が痺れて力が入らなくなるのです。
私は幼少期に関節リウマチを持っていました。寒い日などにはいつも膝や肘を押さえて「痛いよ。痛いよ」とシクシク泣いていましたが、成長するにつれて痛みがすっかりなくなって忘れていたのです。
リウマチは、肝臓・肺・腎臓が関係しますが、心臓の腑である小腸も関係あると教わっています。
今は心臓の毒がよく出る時期でもありますので、余計に出たのかもしれませんね。
色々考察したのですが、今回の左手は主に心臓の毒が出る方です。そして、人差し指(肺)・中指(心臓)・薬指(肝臓)・小指(腎臓)なので、リウマチと関係のある臓器の指なのです。
病気の往復切符
以前に父から「病気の往復きっぷと言って、病気が治ったと思っても『冷えとり』をまだ知らない時は、深い毒を出したわけではないので、昔の病気の毒がまだ『気』として残っているからそれを出さないといけない。それで『冷えとり』をするとその毒が出るようになるのだ。他の治療や健康法では出来ない。それが出来るのは『冷えとり』だけなのだ」と言われていました。
私の深いところにあった関節リウマチの毒が出たのだと思いました。
今回の「毒出し」はかなり強烈でしたので、微熱が下がってもしばらく頭がフワフワしたり、怠さが取れなかったり、今でも咳が残っています。
左手の痺れの症状は、今は殆どありませんが、またそのうちに出て来るかもしれません。深い「毒出し」はまだまだあると思います。
長年「冷えとり」を実行していると、段々と「毒」を出す力が付いてきます。
人それぞれの顔が違うように「毒出し」の症状は全部違います。
確かに「毒出し」は辛いですが、冷静に考えると色々分かる事があります。「毒」が出た分だけ内臓が元気になると前向きに考えて、これからも「冷えとり」に取り組んでください。
いつもの事ですが、つい気が緩んで色々と間違った事をしてしまい「大きな毒出し」をするたびに反省をするのですが、暫くするとまた同じことの繰り返し。「私という人間は何と進歩の無い事か? 」と反省ばかりです。
皆さんも飲み過ぎにはご注意くださいね。