今週月曜日の関東地方は、多めの積雪で各交通機関がマヒするなどして帰宅が困難になって大変な思いをされた方が多かったと思います。色々と大変でしたね。ご苦労様でした。
それでも、最近道端や空き地などの枯草の間に緑色の新芽を見つけることが多くなりました。2月4日は「立春」でしたから、暦どおりに季節が進んでいるのですね。
花粉症で目が痒い時の対策
今年は花粉の飛散の時期が早いし量も多いという事で、ラジオやテレビの出演者の方々が「症状が出てきて病院に罹っている」と言う話をしているのを良く聞きます。
そういう話を聞くたびに「花粉症の方々は大変だな。冷えとりを実行すれば楽になるのになあ」といつも残念に思います。
東洋医学では「春は主に肝臓の毒が良く出る時期」とされています。
前にもお話させていただきましたが、肝臓は解毒の臓器ですので春になると花粉症などの症状で「毒」を盛んに出すようになります。
花粉症の症状で「目」が痒いというのがありますが、肝臓の毒は「目」に出やすいそうですので、やはり肝臓の毒が盛んに出ているのだと思います。
出来たら目薬の使用を控えて、頻繁に「目」を水で洗うようにしてください。
水は、特別なものではなく普段使っている水道水で十分です。
出来るだけ目薬を控えて洗うようにしてくださると良いですが、お仕事の関係で症状を抑えなければいけない方は、帰宅後になるべく目薬の使用を避けてこまめに洗うようにしてください。
そのうちに「毒」が減って目薬を使わなくても症状が楽になると思います。
もちろん、足元をしっかりと温めて血流を良くしていることが大切です。
湿疹も元をたどれば…
先日、あるお客様から「体中の皮膚に湿疹のようなものがいっぱい出てきて、目の周りも目を開ける事が出来ないくらい汁が凄くいっぱい出てベタベタで外出が出来ない。今度の週末に遊びに行く予定だったのに、この状態では無理だから諦めた」というお話がありました。
その方は20年以上の「冷えとり歴」の方で、生まれた時からアトピー性皮膚炎でずっと皮膚科の薬が手放せなかった方です。
「冷えとり」に出会ってから薬を一切止めて頑張って実行して下さっていました。
一時期は皮膚がバリバリになったり、汁でベタベタになったり大変な様子でしたが、ここ最近はかなり落ち着いてきていました。
よく私の座談会にも参加して下さっていたので「だんだん毒が減ってきて皮膚もキレイになって良かったね」と話していたものです。
肺と皮膚は密接な関係があります。
肺の毒をアトピー性皮膚炎と言う形で出していたのですが、一般的には薬で抑えてしまうので、せっかく出した毒(ゴミ)がまた戻ってくるので体が困ってまた出します。そんなこんなで、中々スッキリと治らない病気とされているようです。
肺の毒は肝臓を攻めます。その方の性格はどちらかと言うと肝臓が悪いような性格ですので、正直なところ私は「肺だけではなく、肝臓も悪そうな人だな」と思っていました。
ご本人も色々分かっておられるので「春だから、今回は肝臓の毒が沢山出ていると思う。痒くて大変だから必死になってずっとお風呂の中で掻き毟っている」との事でした。
私は「今まで出せなかった奥の毒が出てきたと思うから、とにかく頑張ってね」とエールを送りました。電話の声はとても元気でしたし、何よりご本人が「冷えとり」を理解しているので大丈夫だと思います。
冷えとりを信じているのはなぜ?
「毒だし」は確かに辛いものです。私でも「逃げ出したい」とか「泣きたい」くらいになって踏ん張ることも良くあります。
「いっそのこと、冷えとりを止めてしまおうか? 」と思った事もあったのです。
父からは「一般的には、色々な体調不良とか病気の症状に病名を付けているだけだから、俺に言わせれば全ての病気や症状は『毒だし』に過ぎないのだ。とにかく出しきってしまえば良くなるのだから心配するな」と言われたので、「それなら続けてみようか」と思ったものです。
それにしても、ふっと「今でも続けているのは何故? 」と思う事があります。
私はひねくれ者なので、父が考え出したこの「冷えとり」を最初は信じられず、くじけそうになったことも多々ありましたが、少しずつ体験を通して徐々に信じるようになりました。
私も気が付くと今年66歳になり「前期高齢者」となりました
大抵の高齢者は足腰や肩など、体のあちこちが痛いとか、持病を持っていて病院に通う方が多いようですが「歳だから治らない」と言われてしまうようです。
時々「あんたは元気そうだね」と言われます。
私は「どこも痛いところが無いから歯医者以外の病院には一切かからないし、最近は風邪も滅多にひかなくなりました」と答えると「へー良いね。そういう人は珍しい。その年齢になれば大抵はどこか痛いはずだし、どこかの病院に通っているよ」と言われます。
「冷えとりをすれば良いのに」と思うばかりです。