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【冷えとりQ&A】コロナ感染後のありとあらゆる疾患について

冷えとりQ&A 冷えとりQ&A
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相談内容 Ako様より

半身浴:30分
靴下:4枚
つい4~5日前より冷え取りを始めました。

私はアメリカ在住で、冷え取りソックスやシルクのレギンス等日本から取り寄せているため、まだ冷え取りソックスの枚数もとても限られています。
湯ぶねは保温機能がなく(30分ちょっとはまだ温度を保っています)、また湯たんぽもこれから購入するところでなかなか本格的に取り組むのが難しいです。

私は昨年12月にコロナに感染し、軽症だったのですが抗ウイルス薬を飲み10日後にぶり返しが起こり、17日目まで陰性になりませんでした。
恐らくここ数年、母の遠距離介護で年に何度も日本とアメリカを往復したりとかなりストレスが溜まっていたので、免疫力が落ちていたのだと思います。

コロナ感染後にありとあらゆる疾患が出てきました。
いわゆる後遺症で頭痛、倦怠感、膀胱炎、頻尿、うつ症状、不眠の他、身体が食べ物や環境(冷気、熱めのシャワーやお風呂、温気)に敏感になり頬が赤くなったり、手の平と足裏にもともと乾癬があったらしく(皮膚科ではそういわれました)赤くなったり、1週間ほどで治りましたが腕と腿にアトピー性皮膚炎のようなものが出たりと。
その他膣の乾燥がひどくもなりました。

血液検査では全て正常でしたが免疫異常のような感じで、こちらでコロナ後の食事ということで推奨されているヒスタミン含有量の低い食品やオーガニック食品といった食事療法を2か月ほど続けています。
またここ1か月半ほど週1回針治療を受けています。
頭痛、倦怠感、皮膚炎はほぼなくなりましたが、まだ数週間ごとに頻尿になります。
針治療の他、1か月ほど前から気功を始めうつ症状もほとんどなくなりました。

ただまだ抗ヒスタミン剤を毎日服用しており、ここ1週間ほどは婦人科で処方されたエストロゲンクリームを膣内に使用しています。
しばらく治まっていましたが、2週間ほど前より頻尿が始まりました。

それが不思議なことに、日本から取り寄せた冷え取りソックスを履き始めたその日から頻尿が治まりました。
不眠に関しては針の先生より漢方のサプリを数週間飲んだところ、大分改善してきています。

食物繊維を多く食べているので今まで快便でしたが、ここ数日ほど便が固くなり便秘気味になり始めました。食事内容には変化はありません。

そこでこれは瞑眩ということが考えられかどうかについて伺いたいです。
あるいはエストロゲンクリームの副作用なのかとも思っています。
エストロゲンクリームについては一度止めようかどうかと迷っているところです。

長くなりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。

「冷えとり」を始めていただいて嬉しく思います。

本日の朝刊に掲載されていた記事にも「全世界の中で湯船に浸かるという習慣があるのは日本人くらいだ」とありました。
甥っ子が国際結婚をして、お嫁さんの国で生活していますが、やはり湯船が無いそうです。
それぞれの国の習慣もありますから、難しいものですね。
貴女の家には湯船があるとの事で、30分でも湯に浸かれて良かったと思います。

後は、靴下をもっと増やすと良いと思いますが、取り急ぎ5枚目からは天然繊維100%素材でなくても、お手元にある市販の靴下(化繊が混じっていても100%でも)で構いませんので履いてみてください。
肌に付くものは天然繊維が良いのですが、その上なら大丈夫です。

便秘は「冷え」で大腸の血管が縮んで血流が悪くなっておきますが「冷えとり」を始めると「冷え」に敏感になりますので、便秘と言う形で「もっと足元を温めてください」と言うサインを出しているようですが、私もどちらかと言うと便秘気味なので毎朝多めに水分を摂ったりして解消するようにしています。
私の場合はコーヒーが有効のようですが、その人それぞれですので、自分の好きな物を多めに飲んでみたらいかがでしょうか?

介護のストレスもありますが、元々「冷え」が酷くて腎臓(一番冷えに弱い臓器)に毒が溜まっていて、その毒を肺が貰ってくれていました。
肺の「腑」は大腸ですので便秘にもなっていると思いますし、腎臓の毒が多いとストレスに弱くなりますし、倦怠感も強くなり、気分が落ち込むことが多くなります。

五行説

コロナは肺にダメージを与えることが多いようですので、肺の毒が多いと何回もコロナに罹ると思います。
肺の毒が多いと悲観的になり易いので、腎臓の落ち込みと悲観的な症状があると前向きになれずに「鬱症状」になります。

肺と皮膚は密接な関係がありますから、皮膚が赤くなったりしますし、乾癬にもなったりします。
布(シルクがベストですが、なければコットン100%などの天然繊維でオッケイ)を湿らせて疾患のあるところを擦ったり、パッティングしたり、巻いておいても毒が良く出まので、症状が楽になるとおもいます。皮膚の毒は水に溶けやすいのです。

膣の渇きは、肝臓と腎臓と肺が関係していると思います。
肺は粘膜と密接な関係がありますし、肝臓と腎臓の毒が多いと婦人科に支障をきたすことが多いようです。
出来たら薬を止めた方が良いですが、止めることが不安でしたら、使いながら「冷えとり」をしていけばそのうちにいらなくなると思います。

肺の毒は肝臓を攻めます。肝臓の毒が多いと不眠症になります
特に夜中の1時~3時までは肝臓の時間ですので、その時間に目が覚めたりしますし、その後の明け方頃は肺の毒だしの時間です。

冷えとり内蔵の時間割

頻尿も腎臓の毒だしとして腎臓の「腑」である膀胱に頻尿と言う形で毒を出しています。
せっかく出しているのですから喜んで出してください。
ドンドン出していけばそのうちに収まります。

頭痛は、足元が冷えていると脳内の血流が悪くなりますので、脳内から「しっかりと足元を温めて血流を良くしてください」と言うサインなのです。
最初にお伝えしたように、家にある靴下をかき集めて重ね履きしてみてください。
湯たんぽの入手が難しいようでしたら、ひざ掛けや毛布などで足元を包むとか何とか工夫をしてみてください。

いずれにしても、もっと「冷え」がとれてくれば今より元気になると思います。

介護は確かに大変です。私も長年一人で父の介護・家事・仕事をしていましたのでよくわかります。
父の場合は亡くなる前の1~2年ほどが色々大変でした。
精神的にも肉体的にも大変ですが「冷えとり」をしていたお陰で無事に乗り越えられました。

これからも「冷えとり」を続けてください。

3~4日前に追加の冷え取りの靴下、シルクのレギンスや下着、湯たんぽを入手したので冷え取りを強化しています。
現在靴下は日中は8~9枚(ただ寝る時は寝にくい感じがあるので6枚くらいに落としてしまっています)、また寝る時以外にも日中はなるべく湯たんぽの上に足を乗せひざ掛けをかけて過ごしています。

半身浴も毎晩30分、そしてシルクのタオルで皮膚を擦ったりしています。
するとこれは瞑眩では? という症状が色々と出てきました。

数日前にいつもとは違う針の先生のところで施術を受け、肝臓の経絡を強化するという漢方を処方してもらって服用したところ、その日の夜は寝付けず結局一晩中一睡もできませんでした。
翌日は胃が夕方までずっと痛く、今まであまり感じたことがない不安感を胃のあたりに感じていました。

ところが次の日は9時間爆睡してしまったので驚きました。
今まで眠れなかった翌日でもこんなにぐっすり寝たことはありませんでした。
たとえ漢方薬でも身体が冷えるのかと思い、こちらの先生から処方してもらった漢方薬は2回飲んだ後は止めています。

前回もお伝えしましたが、少しの間だけ(1週間ほど)エストロゲンクリームを膣に使用していましたが、1週間前よりきっぱりと止めていました。
ところが数日前の夜、急に白色のおりものがドロッと出て(量的にはそんなには多くないです)、その後は膣内が潤っている感じです。
3年ほど前に閉経しましたが、近年はずっと乾燥していたのでとても驚いています。

また1年ほど前から体重が落ち始め(血液検査をしても甲状腺他特に異常はありませんでした)、コロナに罹患してさらに3~4キロ落ちてしまいトータルで13キロほどやせてしまいました。
せめてあと4キロは体重を増やしたく、毎日1500kカロリーくらい食べていますが、1キロ増加してはしばらくするとまた落ちるという状態です。

冷え取りの本には内臓を休ませるため食事量は腹8分目くらいと書いてありますが、冷え取りを始めてから胃腸が敏感になり、たとえ腹8分目くらいでも胃が重くなったり、腸が痛くなる時があります。
そして食事量を落とすと翌日はさらに体重が減ってしまっていて、あまり気にしないようにしていてもやはり心配になってしまいます。

また、数日前に診てもらった漢方の先生には自分の体温より低い飲み物や食べ物を食べないように(要するに温めて食べろということらしいです)、と言われていて数日間それを実践していました。

冷え取りの本にある身体を温める食品を中心に食べていますが、あまり神経質になるのもかえってよくないと思うので、これからはわざわざフルーツやサラダを温めて食べるのは止めようと思っています。

今回の質問事項は、私のように食べていても体重が一向に増えない場合は食事はどのように考えればよろしいのでしょうか?
また、冷え取りを始めてから胃が重くなったり、腸が痛くなったり(10分以内に治ります)するのは胃腸が嫌がっているサインなのでしょうか?

「冷えとり」を実行して下さり、色々な症状で「毒だし」があるようで良かったです。

婦人科に関しては、白いおりものが出た後に改善されたとの事ですが、白は肺の色ですし、肺は粘膜に関係があるので「毒」が出て膣の粘膜が良くなってきたのだと思います。

それから、漢方薬は症状を抑えるものは良くないです。症状抑えは「毒抑え」になります
本来の漢方薬は症状を抑えるのではなく、逆に出す方が正解のようですが、最近は西洋医学的に症状を抑えるように使うので「邪道だ」といつも亡き父が嘆いていました。

それに「冷えとり」をしていれば漢方薬は要りません。
自分で「冷え」を取って血流を改善すれば自然に良くなるのです。

父は漢方薬や鍼なども勉強していましたので、西洋医学を捨ててしばらくは患者さんに鍼や漢方薬の処方などしていましたが「冷えとり」を実行すれば治るという事が分かりったので止めて、自分で治せる「冷えとり」だけの指導になったのです。

貴女の場合はまだ消化器が悪いので、たくさん食べても消化器が効率よく消化吸収できません。
それで食べても体重が増えないのです。
痩せていても元気に動けるかどうかが大切な事ですから、体重を気にする必要はありません。
もっと「冷え」が取れて消化器が良くなればそれなりの体重に戻ります。

「腹8分目」と言うのは難しいです。
それよりは「食欲のない時は食べない」と言う感じにすれば良いと思います。
例えば「朝食を遅めに摂ったから食欲が無い時はお昼を抜かす」とかと言う軽い感じに考えてください。
消化器が悪い時は食欲も湧きませんし、少量でもいらなくなりますので、体のサインに従えば良いと思います。

それから、本に書いてありますが「体を冷やす食品は温度は関係ありません。成分です」とあります。(そこの所だけ読んでみてください)私は冷たいお水も飲みます。
冷たいサラダも果物も少々なら支障はありません。

食べるものに関しては、ブログにも再三書いていますが、あまりガチガチにならずに全体の一割くらいは冷やすものを食べた方が良いのです。
食よりもしっかりと足元を温めることを気を付けてください。それが一番大切です。

冷えとりに関するご質問は、以下のフォームから受け付けております。

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