>>[改訂版]これが本当の「冷えとり」の手引書<<

皮膚からの毒を出やすくする方法-シルクの毒出し効果

シルク・真綿
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少し前に二十四節気の「処暑」(暑さが収まる)を迎えましたが、まだまだ猛暑は続きます。
気が付くと8月も後一週間くらいで終わります。早いものですね。

学生の皆さん、夏休みの宿題は終わりましたか? 以前、Podcastラジオの番組でお話をさせていただきましたが、私は毎年「夏休みの宿題はいつもギリギリになってから終わらせる」タイプでした。しかしそれならまだマシで、間に合わないというような事が多々ありまして、母に叱られていました。

勉強が大嫌いでしたが、今となれば「もっと勉強をしておけばよかった」と後悔するばかりです。

仙台育英高校が優勝!

ところで、今年の高校野球は仙台育英高校が優勝しました。おめでとうございます。毎年、若い皆さんの全力プレーには元気を貰えます。有難うございます。

野球以外の競技でももちろんですが、勝っても負けても、これからの人生にはとても良い経験だと思います。若い頃にしか出来ない経験ですね。

シルクは毒を吸ってくれる

さて、私の経験から最近つくづく思った事を書かせていただきます。
皆様もご存知のように、私は余程「毒」が多いようで、相変わらず体のあちこちの皮膚に湿疹が出ています。以前と比べるとかなり良くなってはいますが、まだまだ痒みが収まらず、お風呂の中だけではなく、しょっちゅうアチコチ掻き毟っています。

直接肌に付く一番目の肌着はシルク100%の素材の物を愛用しています。シルクは「毒」を良く吸ってくれると言いますが、その事を証明するように何回か使っていると、湿疹が出ている箇所の肌着の生地の色が茶色に変色してしまい、パリパリに硬くなり、その部分が徐々に破れてしまいます。まるでその部分の生地が溶けたみたいな破れ方です。

破れたところは生地自体が薄くなってしまっていますので、繕ってもすぐ破れてしまい、諦めるしかありません。硬くなった生地については、何とか柔らかくしようとして洗濯時に柔軟剤を使いますが、洗濯後に干して乾いた後は同じようにパリパリに硬くなったままです。茶色く変色した色は全く落ちません。

いつも「シルクはこんなに毒を吸ってくれているのだ」と感心し、感謝しています。

シルクが良いと気づいたきっかけ

昔、父が「シルクが良い」と気が付いたきっかけは、中国国内のある医学関連の話題で「皮膚病患者にシルクの肌着を着せたら良くなった」という記事を知った事でした。中国はシルク製品の生産が盛んです。

父は、東洋医学を基本にしている「冷えとり」的に考えれば「起きている時でも、寝ている時でも、意識していなくても各内臓の毒が肺を通して皮膚から出ている。だから、皮膚病患者ではなくても、常にシルクを肌に着けていれば、色々な毒が出やすくなって良いのではないか? 」と考えたようです。

実は、シルクだけではなく、コットンなどの天然素材でも「毒」を出してくれます。私がいつも二番目に履いているコットンのレギンスもシルクと同じように使っているうちに色が茶色く変色したり、破れてきたりします。

シルクは自然の恵み

シルクは蛾が卵を産み、その卵が孵化して「蚕」となり、成長して「蛹」になる直前に自分を守るために糸を吐いて体を包み「繭」になります。その中で成長を続けて、時期が来たら糸で固めた「繭」を破って羽化して蛾となり、成虫になって卵を産んで次の命を繋いでいきます。「繭」の中で死んではいけないのです。

その為に、適度な保温・保湿機能があり、毒出し機能も高いとされています。その「繭」から糸を取ってシルクが出来ているわけで、殺される「蚕」には申し訳ないですが、そんな素晴らしい自然の恵みを発見してくれた昔の人に感謝です。

私個人の考えですが、シルクはコットンと比べたら毒出し効果が高いと思いますが、高価なのが悩みです。その為、肌着の場合は、初めはコットン100%から始めて行くのも天然素材の気持ち良さを知る良い方法かと思います。

体調が悪いときは10枚履こう!

ただ、靴下の重ね履きの場合は、一番目はシルクの5本指をなるべく履くようにしてください。足元が一番大切だからです。

特に、この夏は厳しい暑さでしたので「冷えとりが疎かになってしまった」と思っていらっしゃる方も多いと思います。

この時期になって体調が悪くなる方も多いと思いますが、それは夏の間にしっかり「冷えとり」が出来ていなかったのが原因だと思います。

今からでも遅くはありません。靴下の枚数をチェックしてください。体調が悪い時は10足くらい履いてみてください。

10足でもスッキリしないとか、足が冷たく感じたりしたら、もっと履くべきです。

世間的には、靴下4足でも多いと驚かれますが、こちらの考えでは、4足は「必要最低枚数」ですので、ご理解をいただきたいと思います。

まだコロナ禍でもあります。しっかりと「冷えとり」を実行して足元をしっかりと温めているとコロナの影響を受けにくくなるようです。

自分で自分を守るために、今一度「冷えとり」強化に取り組んで下さい。

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