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湿疹は掻いて良し!/掻いたら痕が残らない

夏の冷えとり
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今年のゴールデンウイークはコロナの規制も解除されて、3年ぶりに色々な観光地も大賑わいでした。

皆様はどのようにお過ごしでしたでしょうか? 久しぶりの帰省や旅行など楽しいひと時を過ごされた事と思います。

私の場合は、殆どどこにも行かずに猫達の世話。そして、中々出来ずにいた断捨離をしていました。

そんな中の5月5日、能登半島近くが震源となった強い地震が起こりました。

被災なさった方々に心からお見舞いを申し上げます。1日も早く元の生活に戻れますように祈っております。

夏に辛いこと

さて、今年は5月6日が「立夏」という事で「夏が始まる日」です。

相変わらず皮膚に排毒がある私にとっては、辛い季節到来です。

「毒出し」の為に皮膚の痒いところを四六時中掻き毟っているのですが、汗をかくと沁みてピリピリ痛いので、毎年戦いなのです。

よく世間では「掻くと痕が残る」と言いますが、そんなことはありません。逆に掻いて「毒」を出し切った方が元のキレイな皮膚に戻るようです。

湿疹は掻いて良し!

10年以上前の事ですが、ある女性から「両腕に酷い湿疹が出てしまって困っている。会いに行くから診て欲しい。名古屋に住んでいるので小牧まで行きます」とご相談を受けました。

その方には「私は医者ではないので患部を見て診察など出来ないですよ。それに、私に会ったところで何の意味もなく、後は貴女自身がしっかりと『冷えとり』を実行しながら、湿疹を掻いたり、洗ったり、擦ったりしながら毒を出し切ってしまえばキレイになりますよ。だから、わざわざ会っても意味が無いです」とお話をしました。

しかし

「不安だから、どうしても会ってアドバイスを貰いたい」との事で、お会いすることにしました。

見せられた両腕全面には湿疹が出ていました。

彼女の話では「主人の仕事の関係のパーティーに夫婦で参加しなければいけない事になってしまったので、それまでに何とか治したい。どうでしょうか? 」との事でした。

「何時ですか? 」

「3か月後」

「それなら、しっかりと掻き毟って、こまめに水で洗って、シルクの布を当てたり擦ったりすればキレイな皮膚になりますよ。皮膚から出る毒は特に水に溶けやすいし、腕なら洗いやすいし、痒いのは『毒』の出口が狭いから掻いて広げて出しやすいようにしてくださいという体からのサインです。頑張って掻いて下さい」と、それぞれ帰路につきました。

掻いたら痕が残る?残らない?

それから一年ほど経った頃、あるところの講演会で再開しました。

講演後に彼女が「あの後に、アドバイスの通りに腕を掻き毟っていましたら、お陰様で何とかキレイな皮膚になってくれて、パーティーに間に合いました」と嬉しそうに話してくださいました。

「良かったですね。自分で体験することが一番ですからこれでより『冷えとり』へのご理解が深まったと思います」

しかし

「実は、片方の腕は言われたとおりに思いっきり掻き毟ったのですが、もう片方は掻いて痕が残ると嫌だと思ったので、あまり搔かないようにしていたら、掻かなかった方に痕が残って、掻いた方はキレイになりました。やっぱり両方しっかりと掻くべきでした」との事でした。

内臓の「毒」が皮膚に出てきているのですから、しっかりと出し切ってしまえば内臓も元気になるのです。

夏は、心臓が肺を攻めて皮膚に出る

夏は主に「心臓」の毒出しの季節ですが、心臓の毒は肺を攻めます。

肺は皮膚・粘膜・腹膜・内膜と密接な関係がありますから、夏に湿疹が出る事が多々あります。

五行説

私の湿疹もどちらかと言いますと夏によく出るようですので「心臓を守るために肺を通して皮膚に出てくれている」と感謝しつつ掻き毟っています。

以前と比べるとかなり楽になってきましたが、まだまだ辛い戦いは続くようです。

私が子供の頃は、エアコンがまだまだ普及していない時代で、暑い時は扇風機がせいぜいでした。その代わりに、気温は今ほど暑くはなく「今日は暑いと思ったら気温が30℃あったよ」というような時代でしたが、毎日外で遊んで汗を良くかいていたと思います。

「心臓」の毒は、汗によく出ますので、今から思えばその方が健康的だったかもしれませんね。

ただ、その時はまだ「冷えとり」はありませんでしたので、今では考えられませんが、特に夏の間はずっと裸足でしたし、夜寝る時には足が火照るので布団から出して寝ていました。

もし、そのころに「冷えとり」があったら、今頃はもっと「毒」が少なくて皮膚の痒みと戦う事も無かったかもしれません。でも、生きている限りは「毒」が出続けますので、違った形の「毒出し」と戦っていると思います。

いずれにしても「毒出し」は辛いですが「その試練を乗り越えていく事が精神の修行になるのだ」と以前に父に言われました。頑張ります。

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