今は梅雨の最中という事もあり、毎日ジメジメと湿っぽいお天気が続きますね。
降水量が少ないと水不足となり、農作物やその他の産業などにも影響を与えて色々と困ることになりますが、最近の局地的な豪雨も被害が大きくなって困ります。
昔と今では雨の降り方が全然違うような気がします。
消化器が悪いと、朝 食欲が落ちる
さて、ご存知のように私はどちらかと言いますと、消化器が悪いので「湿気」が苦手です。
陰陽五行説では「消化器は湿気に弱い」ので、ピッタリです。
消化器の悪い人は、主に朝の時間は毒出しが活発になる時間ですので、どちらかと言いますと食欲が落ちる事が多いようです。
時間的には朝の9時くらいから11時くらいまでがその時間に当たります。お昼近くになるとやっと食欲が出てくるという感じになることが多いようです。
私もその時間は食欲が減退することが多く、昼近くになって食欲が湧いてきて、朝昼兼用の食事という形になることが多々あります。
そうかと思うと、朝の時間に食欲が湧いて軽く食べるのですが、昼は食べたくなくて抜かしてしまう事もあります。朝・昼・晩と3食食べる事もあります。
それぞれのご家庭の事情もあると思いますし、その人それぞれの内臓の具合も違いがありますので、その時の自分の体に訊いていただくのが一番良いと思います。
中には「朝は絶対に食べてはいけない」とか間違った考えを唱える人もいます。惑わされないようにしてください。
味噌汁は飲んではいけない?
以前にもお伝えしましたが、ある方から「味噌汁は塩分が多いので飲んではいけない。色々な野菜を煮てそのスープを飲みなさいとある「冷えとり関係者」から指導されたけれど、本にはそんな事が書いていません。どうなのでしょうか? 」とご質問のお電話を頂きました。
本には、体を温める食品の部類で「発酵食品」が含まれます。
「味噌は素材が豆・麦など色々ありますが、何であろうが『発酵食品』です。体を温める食品なので、味噌汁は飲んでも大丈夫です。野菜スープを推奨しているのは、こちらとは違う健康法の先生ですよ。『冷えとり』とは全く関係ありません。安心して美味しいお味噌汁を飲んでください」とお伝えしました。
皆様も疑問に思ったら「冷えとりの本」を読み直してください。
それか、こちらの「冷えとりの質問」のコーナーへご相談ください。
間違った「冷えとり」を伝えられると大迷惑以外の何ものでもありません。困ったものです。
外気温は、冷えとりに関係ない
ところで、今はご存知のように暦の上では「夏」ですから、主に心臓の毒出しが盛んになる時期です。
これから益々気温が上がって、暑くなります。陰陽五行説では、心臓は「熱」が苦手とされています。この場合の「熱」は外気温の事です。
こちらの考えの「足元を温めて血流を良くして体の芯(内面)を温める」という事とは違います。
「心臓が熱を苦手とするなら靴下を脱いで裸足になって、体を冷やした方が良いのではないか? 」と考えるのは間違いです。
暑くてもしっかりと靴下を沢山履いて足元を温める事を続けて下さい。
汗っかきが良い理由
それから、心臓にとってはこれからが辛い時期となってきますが、暑い時は「汗」が沢山出る時期です。
心臓の毒は「汗」でよく出ますので、しっかりと「汗」をかくようにしてください。
よく「汗っかきは恥ずかしい」と考える事があるようですが、逆に「汗っかき」の方が「毒(ゴミ)」を出す力があります。しっかりと「汗」をかくようにしてください。
「汗」をかけない人は、体の芯の冷えが酷くて「毒」を出す力が弱いのだと思います。
以前、私の知人が、かなり体調を崩して色々な治療を受けても改善されずに困っていた時に「冷えとり」とご縁が繋がってしっかり実行したそうです。
数年後「私はどんなに暑くても、長時間の半身浴でも、靴下を沢山履いて、湯たんぽを沢山入れて寝ても、何をしても全く汗をかかなかったのだけれど、数日前から汗だくになるくらいに汗をかくようになった。体調も良くなって、こんなに嬉しいことはない。何年か時間がかかったけれど、それだけ頑固に体の芯が冷えていたのね」とご連絡を頂きました。
こういうお話は嬉しいですね。
冷えとりはのんびりと焦らずに
よく「汗」を沢山かくと「汗」の臭いが気になるという方も多いと思いますが、もっと「毒」が減れば臭いが徐々に薄くなってきます。
すぐに結果を求める方もいらっしゃいますが、今すぐにという訳ではありませんので、根気よく「冷えとり」を続けて頂きたいと思います。
「毒出し」はその人の内臓の状態に合わせて体が出すものですから、いつもお話しているように「冷えとりをしていればそのうちに何とかなるさ」くらいにのんびり思っていただけると良いと思います。
カリカリ焦るとせっかちとなり肝臓の毒が溜まりやすくなりますし「心」の毒もたまりますのでご用心下さい。
健康の為に、どんなに暑くても「冷えとり」を続けて下さい。