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アレルギーは毒出し/白いものは食べてはいけない?

土用の冷えとり
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2日ほど前に、朝早いニュース番組でメインキャスターが話していましたが「昔から、季節の変わり目に体調を崩す人が多かったので、邪気(鬼)を払うために節分と言う行事が行われるようになった」との事でした。昔から季節の変わり目に体調を崩す人が多かったのですね。

節分は2月3日ですが、翌日の4日は「立春」という事で、どんなに寒くても暦の上では「春」という事になります。

「冬」から「春」へという事ですが「立春」「立夏」「立秋」「立冬」など、次の季節が始まる2週間くらい前の間は「土用」と言います。

消化器が悪いと動きたくない

この時期は、丁度「冬」と「春」の間の「春の土用」と言えますが「土用」は主に消化器の毒だしが盛んになる時期です。

消化器の毒が多いと「何となく朝起きてすぐに動きたくない」と言うような症状が多くなります。

よく言う低血圧と言うものですが、消化器が悪いと甘いものが好きになって沢山食べます。

特に白砂糖は「弛む」「緩む」「爛れる」と言う症状を引き起こしやすくなります。

白砂糖がたっぷり入っている甘いお菓子を毎日沢山食べると血管が弛むので、血流が悪くなって低血圧になり易くなるそうです。そのため「朝から何となく体が重くて動きたくない」という事になるのです。

特に、午前11時までは消化器の毒が良く出る時間ですので、その時間までは何となくダラダラしてしまうけれど、過ぎたら動けるようになるという事が多いですし、その時間までは食欲が無いという事にもなったりします。

冷えとり内蔵の時間割

食欲のない時は、出来たら無理して食べないで消化器を休ませてあげてください。食欲が無いのは消化器が「ちょっと休ませてください」と訴えているからです。

逆に、食欲があったらどんなに朝早くてもしっかり食べてください。

要するに、その時の内臓の声を聞いていただきたいと思います。

中には「どんなに食欲があっても午前11時までは食べてはいけないと空腹を抱えて時計と睨めっこしているのが辛い」と言う方がおられますが、大きな誤解です。人それぞれの内臓の具合がありますので、臨機応変に考えてください。

消化器の毒は心臓が貰って助けてくれます。心臓は全ての血管と関係がありますから、血管が弛むという事もあるようです。

五行説

甘いものはなるべく控えた方が良いですが、全く食べないよりはある程度は食べた方が良いようです。

本にも書いてありますが、東洋医学的な考えで良いものばかりを摂取すると却って良くないので、全体の一割くらい逆の物を摂取した方が良いようです。

白いものは食べてはいけない?

それはそうと、今は情報時代という事もあり、色々な情報が溢れています。

世の中には健康に関する事を色々提唱するご立派な先生方がいらっしゃいますが、少し前から「小麦粉を食べてはいけない」とか「白いものを食べてはいけない」「牛乳を飲んではいけない」などなど「? ? ? 」と思うものもあります。

もちろん「小麦粉」のアレルギーがある人はアナフィラキシーショックと言う命に係わる重篤な症状になる場合がありますから、食べないように気を付けなければいけませんが、アレルギーの無い人達までが食べたらいけないのはどうしてか? 疑問です。

私は毎朝パンを食べていますし、昼食にうどんやラーメン、お好み焼きやたこ焼きなどの小麦粉を沢山使う料理やケーキやクッキーなどのお菓子も食べます。

「白いもの」は何でしょう? 豆腐も白いですよね。豆腐は原料が大豆で「豆」ですから「冷えとり」的には温める食品です。

牛乳も、そんなに神経質になる必要はありません。

学校の給食で飲む程度とかで、毎日がぶがぶ飲まなければ大丈夫です。

私は牛乳をシチューなどの料理に使いますし、時々飲みたい時はそのまま飲むこともあります。

もちろん、大豆も乳製品もアレルギーがありますから、アレルギーのある方は注意が必要だと思います。

アレルギーは毒出し

「冷えとり」の見解ですが、アレルギーも「毒だし」の一つと考えます。

しっかりと「冷えとり」をして「毒」が減ればアレルギーも無くなってくるようです。

以前、お客様が「子供に卵アレルギーがあったのに冷えとりをしていくうちに食べても大丈夫になった」と言って喜んでおられましたが、人それぞれですので、無理をせずにアレルギー物質を避けながら「冷えとり」を続けていっていただきたいと思います。

色々な情報が溢れていますが、迷ったら当方の「冷えとり」の本などをチェックしてみてください。
「当方」のと言うのは、こちらが全然存じ上げない方々が「冷え取り」と言う言葉を使って本を出していることが多々見受けられます。

内容が「似て非なるもの」(白湯や生姜を摂ると良い、首や手首を温めるなど)という事が多いようです。

混乱しないで正しい「冷えとり」を続けていただくために、ご注意いただけたら有難いです。
何はともあれ、しっかりと「正しい冷えとり」を続けて、季節の変わり目も元気に過ごしてくださいね。

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