>>[改訂版]これが本当の「冷えとり」の手引書<<

心臓の毒が舌に出る-食べ過ぎで舌を噛む

季節の冷えとり
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先週は連休中という事で、お休みをいただきました。ありがとうございました。

5月5日が「立夏」という事で、暦の上では「夏」ですが、最近はこの時期とは思えないくらい気温が低くて、肌寒いくらいの日がありました。

明らかに、異常気象と言えると思います。地球温暖化の影響だと思いますが、皆様はどのように思われますか?

アイヌ民族の自然を大切にする考えに感動

先週は、久しぶりに制限の無いゴールデンウィークでした。皆様はどのようにお過ごしになられましたか?

私は、基本的には家にいました。猫達の世話と入院中の父の面会、洗濯物を貰ってきて洗濯をしたり。そして、例年のように友人と近場のイベントに出かけたりもしました。

そのイベントは「四辻藍美 アイヌ刺繍展」。アイヌ民族の伝統的な刺繍の作家さんの作品展示をはじめ、アイヌの方々の昔の暮らし、昔から継承している色々な踊りも大きなモニターで流れ、その踊りの意味も解説されていました。

アイヌ刺繍の柄は色々な組み合わせで無限にあるそうです。地域によって柄が違ったりで、とても興味深い物でした。

私が感動した踊りの中の一つに、弓矢を持って踊る踊りがあったのですが、解説によると「鳥を狙って矢を射ろうと弓を引いた時に、その鳥があまりに美しかったので矢を射るのを止めて、その鳥に敬意を表して踊る」というものでした。

その他にも、野山にある物を収穫する時も、全部採らずに「来年また収穫出来るように少し残しておく」そうです。

自分達だけがその時に良い思いをすれば良いという物ではなく、来年の事も考えて行動するという考えは、自然を大切にしてきた生き方そのもので、とても素晴らしいものだと思いました。
そのような素晴らしい文化を持った民族を迫害してきた歴史が日本にもあります。

何処の国にもそういう歴史がありますので、大いに反省するべきだと思います。

夏は心臓の毒出し

さて、夏は心臓の毒出しが盛んになる季節です。心臓の毒はよく「汗」で出ます。

いつもお話していることですが、夏でもしっかりと靴下の重ね履きや半身浴をして、汗をしっかりとかいて下さい。

「汗」以外では「舌」に出る事も多いようです。食べている時に「舌」を噛んだりするという事も心臓の毒出しの一つと考えて下さい。

それは、体が「食べ過ぎしていますよ」という警告だと思っていただきたいと思います。必要以上に「食べ過ぎ」をすると、消化器に毒が溜まります。消化器の毒は腎臓を攻めますが、相性関係(親子関係)で心臓が消化器の毒を貰って助けてくれます。

五行説

それで「食べ過ぎ」の警告として、心臓の毒出しの一つで「舌」を噛むのです。

相克関係(敵対関係)で消化器から攻められた腎臓は、心臓を攻めますので、毒出しの症状の一つで「舌」を噛むという両方の理由があるようです。

大抵は「舌」を噛んだら食べ辛くなりますので、理にかなっていると思います。もし、食事中に「舌」を噛んだらちょっと食べるのを止めたほうが良いかもしれません。

舌癌になって、花粉症が出なくなった

以前に「食べるのが大好きで良く食べていた」と言う方から「舌癌になりました」と言うご相談をいただいた事があります。

その女性は「舌癌の放射線治療を受けた後で冷えとりを知って、只今 実行中です」との事でした。彼女は毎年花粉症が酷く、ほかの色々な病気もあったそうですが、全部薬で抑えていたそうです。

「今までどちらかと言うと体格はかなり太めでした。今は、舌癌になって放射線治療を受けて舌が火傷のようになっていますから、固形物が食べられずに流動食を摂取するだけです。その結果スリムになりました。面白い事に、今年の春はあんなに毎年酷かった花粉症が全く出ないのです。不思議です」との事でした。

私は「きっと舌で大きな毒出しをしているので、花粉症として出すだけの毒が今は無いのではないでしょうか? しっかりと『冷えとり』をしていけば舌癌も早く良くなると思いますよ。癌細胞は低体温を好むそうですから、冷えを取っていけば体温が上がってきて癌細胞が居辛くなり勢いが無くなります。頑張って下さいね」とお話しました。

「『癌』という字は『品物が山となって病となる』と書くから、食べ過ぎは癌の元でもある」と父から習っていました。今回のお話はその通りだと思いました。

でも「食べ過ぎ」は確かに良くないですが、無理に制限しないでください。特に子供はこれから成長するために栄養がとても大切です。病的な肥満体形でなければ必要以上の制限は絶対に止めていただきたいです。

食べ物に感謝しつつ、よく噛んで食べて下さい。動物性の食品もある程度は食べる方が良いですよ。色々な食品を使って偏らずにバランスの良い食事を摂るようにしてください。
「冷えとり」の本をもう一度チェックしてみてくださいね。

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