>>[改訂版]これが本当の「冷えとり」の手引書<<

心臓への負担を減らすために-消化器、肝臓との関係

夏の冷えとり
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早いもので、もう6月に入りました。毎年こんなご挨拶をしているように思いますが、この時期は「今年も半分過ぎてしまった」としみじみ思ってしまい、つい同じ事を言ってしまいます。

最近は、朝晩や毎日の寒暖差がかなり激しいですね。昨年よりも今年はもっと寒暖差が激しいように感じますが皆様はいかがでしょうか?

それにしても、6月1日から多くの色々な食品など、生活に直結している物が相次いで値上げになって生活に響いて困りますよね。

先日、ある情報番組で経済の専門家が「バブル景気の時など、日本はお金持ちの国とされていたが、このままだと近いうちに貧乏国になる」と警告していました。本当にそういう心配があります。給料が上がらないのに物価が上がると、消費意欲も無くなります。

物が買えない状態が続くと企業も困ると思うのですが、その辺りは政治家の方々はどのように考えているのでしょうか?

一部の人達だけが裕福になっているようです。もっと庶民の暮らしを考えた政治をして欲しいと思うのは私だけでしょうか?

消化器は湿気に弱い

さて、今年の梅雨入りはもう少し後になりそうですが、梅雨と言えば当たり前ですが湿気が多くなります。気温も上がってきます。

消化器が悪い私にとっては、これからが一年の内で一番憂鬱な季節になります。

消化器は「湿気に弱い」という事は以前からよくお話しています。消化器の毒は心臓が貰って助けてくれるのですが、心臓は「熱に弱い」と言われています。

日本の夏は高温多湿ですので、これからの時期は消化器も心臓も辛い時期になりますね。

よく暑いと食欲が落ちますが、それは消化器の毒を減らして心臓への負担を減らすためにそういう状態になるようです。そういうような食欲が無い時は、体が欲していないのですから無理に食べない方が良いようです。

逆に、食欲があるのに無理に「絶食」とかしないでください。無理は続きませんし、ストレスになって「冷え」が溜まります。却ってよくありません。

そういえば、人間だけではなく、猫でも「夏に食欲が落ちる」と聞いたことがあります。しかし、我が家の猫たちは例外で、特に一番年上の猫(黒太郎・11歳)は食い意地が張っていて「世の中の食糧難は黒太郎が引き起こしているのではないか? 」と思うほど、とにかくよく食べるので困ったものです。

そのせいか? いつもお腹がポッコリで獣医さんからいつも注意されます。しかし私は「自分のダイエットもままならないのに、猫のダイエットはもっと無理です」と心の中でつぶやいています。

猫の場合は、元々胃に溜まった毛玉を吐くという機能が備わっている動物ですが、食べ過ぎた時はすぐに吐くので「そんなにすぐ毒出しが出来るのが羨ましい」と思ってしまう事があります。所かまわず吐くので掃除が大変なのが困ったものですが…。

しかし、猫によっては毛玉を吐けずに胃や腸に溜まって詰まってしまい、開腹手術をしなければならないという大変な事もあるそうです。少々後処理が面倒でも吐いてくれた方が有難いと考えるべきかもしれませんね。

麦は肝臓を強くしてくれる

ところで、心臓の毒は肝臓が貰って助けてくれます。

夏には、素麺、冷や麦、麦茶などの「麦」を原料にした食品を食べる事が多くなりますが、麦は肝臓を強くしてくれるそうです。肝臓が強くなれば、心臓の毒を助ける余裕が広がります。

五行説

麦は、春に収穫しますので、丁度、加工したものを夏に食べるようになっているようです。そう思うと、理にかなっていますよね。

夏にビールが美味しいのは「冷たいから美味しい」と言うだけではなく、そういう事もあるのかもしれません。とは言え、飲み過ぎないようにほどほどにしてくださいね。飲み過ぎると逆に肝臓が悪くなりますよ。アルコールは肝臓を傷めますからご用心。

それから、夏になると「酢の物」が美味しく感じますし、食べる機会も多くなりますが、酸っぱい物も肝臓を助けてくれるようです。

でも、あまりガチガチにならないように、上手に取り入れて美味しく食べて下さいね。何事も偏るのはよくありません。

汗は心臓の毒出し

先日、長年大腸の病気を患っておられる方から「夜中に沢山汗をかいて目が覚めて着替えますが、心配ないでしょうか? 」との相談がありました。

「心臓の毒は汗でよく出ますし、夜中は特に毒がよく出る時間ですから心配ないです。今の時期は心臓の毒がよく出る時期ですから、しっかりと汗をかいて下さい」とお答えしました。

心臓の毒は肺・大腸を攻めます。汗をかいて心臓の毒を減らして肺・大腸への攻めを減らして頂きたいと思います。

出る物は何でも「毒(ゴミ)」といつも頭に入れておいてください。そう思っていると不安が減ると思います。

いつもお伝えしていますが、発熱機関である内臓は足元にはありません。夏でも足元は冷えています。油断をせずに暑い時期でもしっかりと温めていてください。

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