>>[改訂版]これが本当の「冷えとり」の手引書<<

心臓が悪いと冷酷-「梅雨」の字の意味?

季節の冷えとり
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早いものでもう6月に入りました。今年は早い梅雨入りでしたが、この時期は大体「梅雨の時期」ですよね。

「梅雨」に「梅」の字が入るのは、梅の実が熟して梅干しや梅ジュースなどに適した時期という意味という説があります。いつも「昔の人の表現方法は凄いな」と感心します。

梅の話

ご存知のように、梅の実は熟してくると甘い良い香りがします。香りだけではなく、味もとても美味しそうですが、そのままでは人間の体には合わず、食べられないそうです。

以前、私のお客様であまりに良い香りに負けて、毎年そのままで1~2個食べるそうですが、必ず下痢をするそうです。で、私に「どうして下痢をするのかね? 毒出しかしら? 」と尋ねるのですが、確かに毒出しには違いありませんが、生で食べる方が変ですよね。当たり前の事なのに困ったものです。

梅の実の生食は人間には適しませんが、加工すれば美味しくなります。梅酒、梅干し、梅ジュース、梅ジャム…。特に梅干しなどは健康食の一つとなっているくらい人間に有効になります。それに優れた防腐効果も現れます。体に害がある物が加工をすると逆の作用をするものに変化するというのは、不思議だと思いませんか?

私は、数年前まで手作りで「梅干し」を作っていました。いつも作るたびに「この作り方は誰が考えたのかな? 塩や赤シソとの相性の良さを誰が発見したのかな? 昔の人は凄いな!」と感心しながら作業をしていました。

どんなに色々な科学やテクノロジーが進んでも、解明されない事が世の中にはまだまだ沢山あると聞いたことがありますが、昔の人の知恵には驚かされます。

でも、私自身は梅干しを食べる事が苦手で、全部欲しい方にプレゼントしていました。このことを友人に話すと「あんたは変だわ」と言われます。何となく「梅干し」を作る工程が楽しかったのですよね。最近は、ずっとさぼっていますので「そろそろ再開しなくてはいけないな」と思っています。元々性格的にズボラな怠け者ですので、困ったものです。

夏に旬な麦茶

さて、前回は飲み物について書かせていただきましたが、夏の飲み物として代表的な物に「麦茶」がありますよね。

麦は、夏に収穫するものですので、麦を炒って作った「麦茶」は旬な物と言えるようです。冷たく冷やした「麦茶」は美味しいですし、夏の体に適しているのかもしれません。

「ビール」も麦で作りますので、旬と言えるかもしれません。でも、本に書いてあるようにお酒は「冷える食品」の部類ですし、年がら年中飲む方は飲むのであまり関係ないかな? でも、夏に冷やしたビールは美味しいですよね。

肝臓の悪い方は、お酒が好きですが、特にビールが好きになるようです。(余談です)「ステイホームでつい飲み過ぎて・・・」なんてことが多いと思いますが、ほどほどにしてくださいね。

心臓が悪いと冷酷になる

夏は主に心臓の毒出しの季節というお話をしていますが、東洋医学では心臓の悪い方の性格は「冷酷」というものとされています。

「冷酷」とは、どちらかと言うと「利己」と似ていますが、「冷酷」の意味は「自分の事しか考えず、周りの人は傷ついても構わない。感謝しない」という意味のようです。例えば「さんざん他人を利用してお世話になり、振り回しておきながら、自分の利益の為に平気で裏切り、自分の非を認めないし、感謝もしない」というような事です。そういう性格は、周りの人々に嫌われますので「冷えとり」をして少しでも心臓を良くして改善していただきたいと思います。素直に「冷えとり」を受け入れてくれれば良いのですが、中々難しいですね。

以前、私の知り合いにまさしく上記のような性格の女性がいました。彼女は「苦い味が好き、特にフキノトウが大好き」と言っていましたので、私は「あら、ピッタリだ」と心の中で笑ってしまいました。その方は「冷えとり」とは無縁な方です。

皆さんの周りにそういう性格の人がいても大声で笑わないでくださいね。喧嘩になりますから。

心臓の悪い人の性格はよく「笑う」という事になるそうです。典型的なのは、赤ら顔で恰幅の良い人が「カラカラ」「ケタケタ」と笑うキャラクターはぴったりと言えます。

世間的には「陽気な人」と言われますけれど・・・怖いですね。

皆さん、暑くても「冷えとり」を頑張って続けて、しっかりと汗をかいて毒を出しながら心臓をいたわって下さいね。

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