急に真冬の寒さになりました。この時期は寒いのが当たり前で、11月中旬くらいの高い気温が異常という事でした。それにしてもこの寒暖差には驚くばかりですね。
この寒暖差の激しさが災いしたのか分かりませんが、最近は著名人の訃報をよく耳にします。
驚いたのは、歌手・俳優とご活躍だった中山美穂さんがまだ54歳という年齢で、突然天国へ旅立たれた事でした。ご本人も驚いておられるかもしれません。
私が若い時にアイドルとして一世風靡なさった素敵な方でした。まだまだご活躍の場がいっぱいあったと思いますので、残念です。心よりご冥福をお祈りいたします。
隠れ脱水の原因
さて、最近テレビで「隠れ脱水」という言葉をよく聞きます。
冬は夏のように頻繁に喉が渇かないので、水を飲む量が減って脱水になり易くなるそうですので、こまめに水分を摂る必要があるそうです。
こちらの考えでは「冷えが溜まっていて腎臓の毒が多いと腎臓の働きがわるくなり、水分の調節が上手くいかずに脱水になるのではないか? 」と思います。
陰陽五行説で考えると、腎臓は「水」の性質を持っていますので、影響が出るのではないでしょうか?
しっかりと足元を温めて、腎臓が元気になれば脱水にならずに済むと思います。
寒い時期は「冷えとり」を実行しやすいと思いますので、多くの方に知って頂きたいと思うばかりです。
ヒートショック
最近よく聞く「ヒートショック」もそうですが、一般的に裸足や靴下を1~2枚で常に足元を冷やしている状態の方が多いですから、かなり酷い「冷え」を溜め込んでしまいます。
酷い「冷え」を溜め込んでいる人ほど、体の芯が冷え切っているのに表面は火照るという逆転現象で気が付かない事が多いのです。
そういう方が、入浴時に寒い脱衣所や浴室の洗い場に入ると寒さで血管が縮みますので血圧が上がります。その後に熱めの湯の中に肩まで浸かるように入ると、血管が急に開いて血圧が下がります。
急激な血圧の上がり下がりは体に大きなダメージを与えて、心筋梗塞や脳卒中などを起こしやすくなってしまうそうです。
今までも「お風呂の中で亡くなってしまった」と言うお話を聞くことがありましたが「冷えとり」とご縁の無い方が多いようです。
そんなこんなで「長風呂は体に悪い」と言われていますが、こちらがお勧めする半身浴は全く違いますので、安心して続けていただきたいです。
半身浴の効果
半身浴の湯の温度は、気持ちの良いぬるめの温度ですから、急激な血管の収縮はあまりありませんし、長い時間じっくり下半身を湯に浸けますので「頭寒足熱」になります。
熱い湯に入ると、体の表面が芯まで熱を入れないようにブロックしてしまうそうです。表面だけ熱くなるので、温まったように思いますが芯まで温まっていませんので、すぐに冷めてしまいます。
魚や肉を焼く時に、強火で焼くと表面だけ焦げて中は生のままですから、中まで火を通す為に弱火でじっくり焼きますね?
人間の体も同じような事らしいので、快適なぬるめの湯でじっくり時間をかけて温めると芯まで温まります。その為、半身浴の「必要最低時間は20分」という事になります。
私が幼少期~中学一年生まで住んでいた静岡県田方郡函南町に「畑毛温泉」という温泉場がありました。(今でもあると思います)
私は一度も訪れた事がありませんが、父が務めていた函南町内の総合病院では患者さんのリハビリ治療に利用していたそうです。
そこの温泉はお湯の温度がかなり低くて、入ってすぐは「寒い」と思うそうですが、一時間ほど湯に浸かっていると、体が芯から温まってきて入浴後にはポカポカして気持ちが良いとの事でした。私も機会があれば入ってみたいと思います。
昔から「湯治」と言う言葉があるように「体を温めるという事は良い事だ」と言う考えがあったのだという事になりますよね。
プラスチックの湯たんぽの経年劣化
余談ですが、膝が痛くなってからいつも使用している「陶器湯たんぽ」の他に、もう一つプラスチック製の物も使っていましたが、毎回お湯を入れた直後に湯たんぽのカバーが少しだけ濡れているのに気が付きました。
「あれ? お湯をこぼした覚えは無いのに? 」と思いつつ、他のカバーに替えて一か月くらい使っていましたが、昨夜になってよくよく観察して見ましたら、湯たんぽの側面のツナギ目に小さな穴が開いていたようで、そこから微量な湯が漏れていたようです。
何も気が付かずに一か月も使っていた自分の鈍さにも呆れましたが「丈夫なプラスチック製の湯たんぽでも30年くらい使っていれば経年劣化も避けられない。物にも寿命があるのだから仕方がない」と諦めました。
今まで、30年ほど使い続けた陶器の湯たんぽの側面に衝撃を加えなくても自然に亀裂が入ったのは知っていましたが、今回はプラスチック製の物は壊れない物だと勝手に私が思い込んでいただけですね。その湯たんぽに「今までありがとう。ご苦労様でした」とお別れすることにしました。