>>[改訂版]これが本当の「冷えとり」の手引書<<

低温火傷も毒出し/毒を出せば傷跡はきれいになる

湯たんぽ
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今日は朝から雪が降りました。それでも、私が住んでいる愛知県小牧市は少し積もっただけで、午後には道路などの雪はすっかり溶けてしまったので、車の運転も支障が無くなり郵便局や銀行に行くなどの用事を済ませることが出来ました。有難いことです。

それにしても、2~3日前は季節外れの暖かさでしたので、仕事仲間と「この時期にこんなに暖かいのは異常だよね」と話していたものです。

急に最強寒波(?)が襲来してこんなに寒くなるなんて、寒暖差が大きすぎますね。

多くの方はこの寒暖差で体調を大きく崩すと思いますが、私は有難いことにインフルエンザにも罹らず、足腰も痛くなく普段通りの生活を送れています。

「冷えとりのお陰だわ。有難い」と思いますが、なんだかんだ言っても65歳と言う歳には勝てないところもありますので、今からでも足腰を鍛えるために機会を見つけて歩くようにしようと思っています。

低温火傷も毒出し

さて、先日の事ですが、私のお客様から「湯たんぽを使うと低温火傷の心配があるけど、大丈夫でしょうか? 」とお問い合わせをいただきました。

一般的に「冷えとり」にご縁の無い方は、裸足で就寝されるので低温火傷になり易いと思います。

我々のように「冷えとり」を実行している場合は、靴下やズボン下の重ね履きをしたままで就寝するので心配はないと思います。

もし、低温火傷をしてもそれは「毒だし」の一つの症状です。

火傷の箇所は、その人の内臓の具合によって違うので、その内臓に関係する経絡の場所を火傷するようです。要するに「内臓に毒が沢山溜まっているので、低温火傷と言う形で毒を出している」のだそうです。

私は高校生の時に就寝時に湯たんぽ(その当時はブリキ製)を使って右足の「ふくらはぎ」に低温火傷をしました。

その時はまだ「冷えとり」が誕生していない時ですので、いつもパジャマ一枚で裸足か靴下一枚で寝ていました。

その頃は、父が東洋医学に興味を持ち、病院で耳鼻科医として勤めながら独学で勉強していた時期でした。

父は漢方薬についても勉強していましたので「紫雲膏」(しうんこう)と言う塗り薬を入手し、私に使うように命じました。

塗ってしばらくすると、傷口から汁がジュクジュクと沢山出てきたのですが、数日後には新しい皮膚が張り始めました。

父はその様子を見て「それで良い。汁が出た方が良いのだ。汁が出たから早く皮膚が張って治りが早いのだ」と言っていたのを思い出します。

今なら「汁は毒が出ているから良い事だ」と理解できますが、その時は「鬱陶しいし、嫌だな」と思っていたものです。

高校の制服はスカートでしたから、絆創膏やガーゼを貼っていると目立つし、すぐに汁でベタベタになるのでしょっちゅう取り替えなければならず嫌でした。

そのうちに、汁は出なくなりましたが痕がハッキリ残り、明らかに周りの皮膚と色が違って目立つ状態になっていたのです。

婦人科の毒出しだった

それから、しばらくして今度は反対側の足の「ふくらはぎ」を同じように低温火傷をしてしまったのです。

家族には「ちゃんと気を付けて湯たんぽをしっかりと包んで気を付けないから火傷するのよ。しかも同じようなところを火傷するなんてアホや」と笑われたものです。

また同じように「紫雲膏」のお世話になり、前回よりは火傷が酷くなかったので早く治りましたが、やはり痕が残っていました。

そんなこんなで、私は湯たんぽを使うのが嫌になり使わなくなってしまいました。

今から考えると、低温火傷をした「ふくらはぎ」は婦人科(子宮・卵巣など、男性の場合は前立腺・睾丸など)の筋が通っているので、その「毒だし」だったようです。

10年後に傷跡が薄くなった

それから約10年後位に、父が「冷えとり」を誕生させることになって、私は最初嫌々ながら「冷えとり」を始めました。

最初は靴下も2~3枚でズボン下も履かない状態でした。

7~8年続けていたころに、急に足首に湿疹が出来始め、段々上に上がり下半身全体に広がって痒くて大変でした。

父に「毒が出ているのだから掻け」と言われて半信半疑でお風呂の中などで掻き毟っていたのですが、その時に低温火傷の痕と皮膚の境目にグルっと湿疹が出ていたので驚きました。

それに、高校生の時に「虫垂炎」の手術を受けたのですが、その傷跡にも湿疹が派手に出たのです。

とにかく、四六時中掻き毟って汁を出して数年経った頃に湿疹が収まって元のきれいな皮膚に戻った時に、あんなに目立っていた低温火傷と虫垂炎の手術の痕が良く見なければ分からないくらいに薄くなっていました。

父に話しましたら「毒が出たから傷跡がキレイになったのだ。冷えとりをすると今まで出せなかった毒が出るようになる」と言われて不思議に思っていましたが、「内臓の毒が減れば傷跡がキレイになる」という事を自分で経験したのは大きな収穫でした。

今では湯たんぽが手放せませんし、もちろん低温火傷の心配はありません。

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