今週の水曜日(20日)は暦の上では「彼岸の入り」との事で、昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますので、そろそろ猛暑も収まって欲しいと思っています。皆様はどのように思われますか?
でも、私の住んでいる愛知県小牧市では「彼岸」を過ぎると少し涼しくなりますが、大抵は9月いっぱいまでは暑い日が続くようです。
私はいつも「あと少しの辛抱」と言い聞かせています。
この時期は「今年の夏はあまりにも暑かったので、靴下の重ね履きをサボっていたら仕事先の冷房で冷えてしまってね。やっぱり履いていなくちゃ駄目ですね」と言うお客様がチラホラいらっしゃいます。私は心の中で「ほらね」と呟きます。
でも、そういう経験をすると暑くても靴下の重ね履きを止めないようになってきますので、一つの経験としては良いと思います。
私自身も同じような経験を積み重ねてきましたのでよくわかります。
秋は粘膜の毒出し
さて、秋は主に肺の毒だしが盛んになる時期ですが、肺は粘膜とも密接な関係があります。
肺の腑である大腸の粘膜が炎症を起こして発症する「過敏性大腸炎」などもそうですが、目の周りの粘膜が炎症を起こして重症になり、失明してしまう恐れのあるベーチェット病になったりします。
どちらも厄介な病気ですが、今のところ「長年患っていた過敏性大腸炎が冷えとりで良くなった」という報告を受けています。この病気は難病指定されているそうですが「中々治らなくて悩んでいる方々に冷えとりとご縁がありますように」と願っています。
肺の毒【1】神経質
肺の毒は肝臓を攻めます。肺と肝臓の毒が多いと異常に神経質になりやすく、やたらと細かいことが気になったりするようになります。
あまりにも細かい事が気になるようになると、職場などで周りの人たちとの関係が悪くなったりします。
面白いことに、足元を温めているとすぐにカーッと頭に血が昇らなくなり、物事を冷静に判断出来るようになるようです。「冷えとり」はメンタルにも良いのですね。
最近、テレビのニュースなどを見ていると「イライラして人を刺した」と言うようなニュースが多いように思うのは私だけでしょうか?
そういうニュースに接するたびに「足元を温めれば良いのに」といつも思ってしまいます。
肺の毒【2】内膜
肺の毒は、内膜にも関係があります。よく子宮内膜症という病気を耳にしますが、婦人科
は主に肝臓と腎臓が関係していますが、腎臓の毒は肺がもらってくれます。
その毒が子宮内膜へ出た場合は子宮内膜症になるようです。
あくまでも私の場合ですが、若い頃から生理痛が酷くて大変でしたが、父が「冷えとり」を提唱し、半ば父からの命令で「冷えとり」を始めて数年経った時に、生理痛が楽になりました。
その頃は、まだ今のような品質の良いシルクの5本指靴下や肌着など「冷えとり」に適した商品が誕生していない時代でしたし、靴下の重ね履きも多くて3~4枚くらいでしたが、それでもある程度の効果があったようです。
「現在のような製品があったらもっと良かったのに」と思うばかりですが、そういう経過があったので、今使用している製品への有難さが分かるのかもしれませんね。
足首の湿疹、掻きむしって毒出し
それから、さらに数年経った頃に、突然足首辺りに湿疹が出来始めて、みるみる内に下半身に広がっていき、痒みと闘う日が続きました。
足首は消化器の毒が良く出るところです。今から考えると、私は元々消化器が悪いので足首から毒を出して、そこから広がっていったのかもしれません。
その時の私は、まだまだ「冷えとり」を理解していなかった時期でしたので、慌てて父に相談をしました。
「子宮内膜症の毒が皮膚を通して出てきているのだから、しっかりと掻きむしって出しなさい」と言われ、その後も数年掻いて闘っていたところ、知らない間に湿疹がすっかり無くなって元の皮膚に戻っていたのには驚きました。
冷えとりで自然治癒力が高まる
皮膚や大腸の粘膜は、新陳代謝が早いと聞きますが、本当ですね。生物が持っている「自然治癒力」は凄いです。
「冷えとり」をすると血流が良くなり「自然治癒力」が高まるようです。それからしばらくは皮膚には何も出なかったのですが「冷えとり」が進むにつれ、段々今まで出す力が無くて出せなかった内臓の毒が良く出るようになり、他の色々なところに出るようになって、現在も相変わらず掻いて闘っています。
「冷えとり」の考え方は「出す」ことですから、皮膚に出る以外の症状もすべては「毒だし」です。どのような症状も「出た」と喜ぶようにしていただきたいと思います。
「毒だし」=「ゴミ出し」と考えると分かりやすいと思います。
元々持病を持っていた方が、今までゆるゆると「冷えとり」をしていて、こちらのアドバイスで強化した途端に色々な症状が出てきて慌ててしまうという事がありました。
中々今までの考えを切り替えるのは難しいと思いますが、しっかりと「冷えとり」を続けて持病も克服していただきたいと思います。