厳しかった残暑ようやく終わったようで「ホッ」としていますが、それにしても急激な温度の低下は体にこたえますね。
昨日、隣町に住んでいる姉と会う約束をして一緒に出掛けたのですが、姉が「今朝は急に冷え込んだので、風邪をひいてしまったみたい。暑がりの私でも今朝は寒いくらいだった」と話していました。
姉は靴下の枚数も少なく「冷えとり」をしっかりと実行していないので風邪をひいたようです。私は心の中で「もっと靴下を履こうよ。私は一年中26~28枚靴下を履いているよ。そのおかげで風邪をひかないよ」と呟いていました。
私でもその日の朝は驚くほどの肌寒さでしたから「いつも裸足で過ごしている方々はかなり体にダメージを受けるのではないか? 」と思います。
そういえば、私は以前に「睡魔に負けて、湯たんぽを入れずに寝ている時に右膝が急に痛くなって目が覚め、慌てて湯たんぽを入れて寝て、目覚めたら痛みがほとんどなくなっていた」とお話した後はしばらく軽い痛みがあり、正座が辛かったのですが現在は気が付くと痛みが全くなくなっていました。
私は今年65歳ですので大抵は痛みが取れずに病院か治療院通いを余儀なくされると思いますが、そのような事は全くありません。改めて「冷えとり」に感謝です。
数十年前に地球温暖化を予測
地球温暖化については、数十年前に父が講演会で以下のように話しました。
「まだあまり注目されていないが、対策を今からでも考えないと大変な事になる。
気候変動がめちゃくちゃになり、極端な気温の変化が起こり、例えば、今日は真夏で明日は真冬と言うような事にもなり兼ねない。
農作物などへの影響だけではなく、人間も体調を崩して病気になることが増えると思う。
しっかりと『冷えとり』に取り組んでいれば体にこたえることが少なくなって健康を保つことが出来る」
本当にその通りになってきましたし、年々ひどくなるようですね。
とはいえ、今この瞬間でも世界のあらゆるところで戦争が続いていますし、目先の利益を優先して自然破壊を進めているのが現状ですから、人間は愚かな生き物だと思います。
臓と腑の毒だしの関係
さて、秋は主に肺の毒だしが盛んになる時期です。以前にもお話したと思いますが、食べ物では「米」が肺を助けてくれるそうです。ちょうど「新米」が出回って美味しい季節でもあるので理にかなっていますね。
肺の毒だしとして、肺の腑である大腸の病気もあります。
「腑」は五臓六腑(東洋医学の流派によっては六臓六腑)の各臓に深く関わりがあり、袋状になるものだそうです。
イメージとして胃袋が分かり易いですが、膀胱、胆嚢、小腸などもそうです。
腑:小腸、膀胱、大腸、胃、胆のう
「臓」の付くものは、心臓などで、生命維持には欠かせないものです。とても大切なもので、一つしかない場合は摘出をすることは出来ません。
腎臓や肺などのように2つあるものは、どちらかが癌などに侵された場合などは摘出という事はありますし、肝臓のように一部を摘出するという事もあります。
臓: 心臓、腎臓、肺、脾、肝臓
「腑」の場合は、極端な話ですが摘出しても生きていけます。
例えば「胃がんで胃を全摘出した」というような話を聞くこともありますが、そのまま日常生活を送れます。
東洋医学の考えでは「臓器に溜まって出せない毒を腑から出している」そうです。
人間の体はよく出来ているとは思いますが、腑を摘出してしまえばその毒は他の内臓を攻めたりすることになりますし、他の内臓が毒でいっぱいになったら「多臓器不全」という事になって手の施しようがない状態になりますから、正直なところ「怖いな」と思います。
潰瘍性大腸炎
先日、色々な書籍を紹介するラジオ番組を聞いていましたら「潰瘍性大腸炎」を患った方の体験記の本が紹介されていました。
その著者は10代後半の若さでその病気を発症して、腹痛や突然の下痢などの症状に悩まされ、病気の悪化に伴って最終的には大腸の摘出手術まで受けたとの事でした。
大腸は肺の腑ですから、そのうちに肺の病気になるとか、肺の毒は肝臓を攻めますから肝臓か胆嚢の病気になる可能性もあると思います。まだどのようになるのかは分かりません。
以前に「冷えとり」で「潰瘍性大腸炎」を克服した方がいらっしゃいました。
その方は「長年患っていて、何をしても治らないと諦めていたのですが、冷えとりで治って本当に嬉しい。こんなに簡単な方法で治るなんて奇跡のようです」と笑顔で話しておられたのを、そのラジオ番組を聞いているうちに思い出しました。
中には「冷えとりが広がりすぎた」と訳の分からないことを言う人がいますが、私はもっと多くの方々に知っていただきたいと思っています。
中々病気が治らなくて苦しんでいる方は沢山いらっしゃると思います。
色々な新薬が開発されていますが、難病を治すのは難しいようです。
「冷えとり」は自分自身が持っている自然治癒力を高めてくれますし、やる気になれば誰にでも簡単に取り組める健康法です。