最初は、全然「冷えとり」に興味もなく、コットンの5本指靴下一枚でも嫌々履いていた私が、今では26足履いている羽目になっているのはなんでだろう? 真夏でも裸足にならないし、枚数を減らしたくないのはなんでだろう? 不思議ですよね。
靴下を履くと楽になる
一言で言いますと「自然にそうなった」という事でしょうか?
以前、書かせていただいた通りに、父が「冷えとり」を提唱し始めた時は、現在のような「シルクの5本指」がありませんでした。私のようなオバちゃんでも、若かったということもありますし、ごっつい軍足の「コットンの5本指」しかなかったので、余計に嫌だったのだと思います。
きっかけは、女性なら経験がある方がいらっしゃると思いますが、特に生理の時に足が異常に冷たくて辛く感じるので、靴下を思い切っていつもよりも何足か増やしてみました。すると楽になり、どちらかと言うと生理痛が酷かった方ですので、それも緩和されたりして靴下の重ね履きの良さが徐々に分かるようになっていったように思います。
靴下を増やすと体が楽になるという事を経験すると、今度は裸足でいたり、減らしたりするのが何となく不安に感じてしまったりして、段々増えて行ったみたいですね。
靴下中毒?
こういうことを書くと中には「靴下中毒」と非難する方もおられます。しかし、はっきり言って「薬物の中毒なら困るけれど、靴下中毒で他人様に迷惑をかける訳でもないし、法律に靴下の重ね履きをしてはいけないとあるわけでもないし、自分の健康維持のためにしているもの。選ぶのは自分で好きで履いているのだから、何が悪い!カラスの勝手、スズメの勝手でしょ?」と言いたいです。
冷えとりで好みが変わっていく
初期の頃は、シルクと化繊混紡のストッキングを履いてスカートで出かけたりとかしていましたが、徐々にパンストの締め付けるような感じが嫌になり、ストッキングを履くのは冠婚葬祭の時だけになりました。しかし、それも徐々に変わり「パンツスタイルでも冠婚葬祭オッケイ」と思えるようになって、大きめのパンプスに買い換えて、出来うる限りの靴下の重ね履きをして工夫するようになっていきました。
「冷えとり」を続けて行くと、不思議な事に締め付ける肌着や化繊などが段々嫌になってきます。昔使っていた化繊の肌着などは、使う気もなくてタンスの肥やしになっています。(姉には捨てなさい!と叱られます)
26枚になった最大の理由は「靴」
今でこそ靴下の数は26枚ですが、暫くは14枚で止まっていた時が何年も長く続きました。
理由は簡単です。靴が無かったからです。
元々私の足のサイズは標準よりも小さくて21.5cmです。昔からこの辺りの言葉で「バカの大足、たわけの小足、丁度良いのがクソたわけ」(笑)と言うのがありますが、私は「たわけの小足」でした。
靴屋さんで言われたのが「サイズを大きくしても長さが長くなるだけで横幅や甲の高さはほぼ変わりません」 苦労をしてやっと見つけたのが男女兼用のウオーキングシューズ。サイズを2cmくらい大きくしたものでやっと14枚履けたのですが、どうしても横がきつくて足が痛くなってきます。それに「冬は特に靴下を増やしたい。良い靴は無いものか?」と困っていました。
そんなところに、841楽天店さんが「冷えとりブーツ」を開発して下さったので、26足履けるようになりました。今では毎日履いています。(感謝)
レギンス(ズボン下)も最初は履きませんでしたが、履いてみたらそのまま続くようになってしまいました。今では真夏でも4枚は履いています。
笑われたって健康が一番
よく「靴下を沢山履いているとお友達に笑われる」と仰る方がおられますが、私は「笑わせておけば?」と言いたいのです。
そう仰る方には「男女を問わずですが、病気になったらそのお友達が代わりに働いてくれて、家事もやってくれますか? 笑われたって健康が一番ではないでしょうか?」とお話します。
大抵の中高年の方々は、何かしら体の不調を持っているようですから、笑われたって元気に日常生活を送ることが出来る事の方が大事ではないでしょうか?
今の時代は色々なファッションを楽しめる時代です。
自分なりの「冷えとりファッション」を見つけて楽しんでみるのもいかがでしょう?
これから、寒い季節を迎えますので、靴下を沢山履きやすくなると思います。
足が冷たいと思ったらもっと枚数を増やしてみてください。
これからも「冷えとりライフ」を楽しんでくださいね。