来週の月曜日は「立冬」とカレンダーに書いてありました。暦の上では「冬」ですね。
でも、気象庁では「11月中は秋で、12月から冬と言う決まり」なのだそうです。先日、テレビで気象予報士のお姉さんが話していました。何となく分かる気がします。
先週の土曜日の夜は、お隣の国の韓国で悲惨な事故が起こりました。お亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を表しますと共にご冥福をお祈りいたします。
夢半ばだった若い方が多かったと聞きました。残念な事です。
冬の腎臓の毒出しの前に
さて、ご存知のように「土用」は主に消化器の毒出しの時期です。消化器は腎臓を攻めます。
次の「冬」は主に腎臓の毒出しの時期ですので、今からでもしっかりと「冷えとり」を強化して出来るだけ消化器の毒を減らすように頑張っていただきたいのですが、食べ過ぎをしないようにと、極端に食を制限すると却って食べたくなりますので、そうではなくて、足元をしっかりと温めるという事に重点を置いて下さい。
「冷えとり」を強化してもっと「冷え」が取れて血流が良くなると、消化器はもちろんの事、各内臓が元気になりますので適量な食事の量に落ち着きます。
冷えとりで冷えに敏感になる
「冷えとり」を実行していると段々「冷え」に敏感になりますが、逆に今まで「足が火照るくらいで靴下を履きたくない。冷えとりはやらない」と言う方が、急に足元の冷えを強く感じてしまい「寒い、寒い」と言い出します。そして、たまたまその直後に職場の検診があって、結果が深刻な病気で慌ててしまう事があるようです。
本当は、前から体が色々とサインを出しているのですが、気が付かない事が多いのです。
足が火照るのは、体の芯が冷えているので、体が「これ以上冷えが強くなったら困る」と言う苦肉の策で何とか体の表面だけを温めている状態です。
こちらの意見では、足が火照っている状態の時に「冷えとり」にご縁があっても「火照るくらいだから冷えていない」と素直に実行して下さらない事が多いのです。
段々限界に近づいてくると、体が慌てて「早く足を温めてください」と警報を出すので、その時点でやっと「足が冷たい」と気が付くようです。
それは、例えば湯船に水を溜めている時に、満杯になっているのに気が付かず、溢れかえってザーザーこぼれているようなものです。
それでも、素直に「冷えとり」を実行しない方が多いようで、困ったものですね。
そういう場合ですが、基本の靴下4足を履くと却って足元が寒く感じる事があります。それは体の警告が良く効くようになったので、もっとしっかり「冷えとり」を強化して欲しいと訴えているのです。
「このままだと冷えが酷いので、早く冷えとりを強化してください」という体からの警告ですから、素直に実行すれば良いのですが、そういう人に限って中々こちらの言う事を理解してくれない事が多いようです。特に肝臓が悪い人は中々素直にこちらの言う事を聞いてくれませんので上手く行きません。
[体験談]靴下を履いたら足が冷たくなった
先日、しばらく「冷えとり」から遠ざかり、数年連絡が無かったある方からお電話をいただきました。
慌てた様子で「職場の検診結果で腫瘍の疑いがあると言われた。どうしたら良いでしょうか? 」という事でしたが、その方は医療従事者ですので、私は「今まで冷えとりを止めていたのだし、そのまま病院のお世話になって下さい」とお話ししました。
しかし、ご本人が「不安で仕方がない。何とかならないか? 」との事でしたので「今までの冷えが溜まってそういう結果になったと思います。今からでもしっかりと冷えとりを実行すれば良いと思います。特に癌細胞は低体温を好むので、冷えをとって体温が上がれば腫瘍も無くなる可能性が高くなると思います」とお話をしました。
「それなら、靴下の4足セットを一セット送って下さい」との事でしたので「靴下4枚(足)は必要最低枚数ですからもっと履くべきですよ」とお話しましたが「4足で良い」との事でしたので、取り急ぎ4足送らせていただきました。
数日経ってまた同じ方からお電話をいただき「靴下を履いたら逆に足が冷たくてたまらない」との事でしたので「少し冷えが抜けたので、体が冷えに敏感になって警告が効くようになったのです。もっと靴下の枚数を増やして足元を温めたほうが良いですよ」と説明しましたが「5足目からの履き方が分からない」との事で色々説明をしましたが、ご理解いただけなかったようです。
「じゃあまた4足セットを一セットだけ送ってちょうだい」との事でしたので早急に送らせていただきました。
以前に「冷えとり」の本を買って持っているとの事でしたので「本をもう一度読んでくださいね」とお伝えしましたが、その後は連絡が全くありませんので、どうしておられるのか分かりません。何とか「冷えとり」を続けていただいていることを祈ります。
もっと多くの方々に「冷えとり」をご理解いただけるように頑張ります。