明けましておめでとうございます。
昨年に引き続き「冷えとり」を色々な形で皆様に発信させていただきたいと思っております。引き続き本年もよろしくお願いいたします。
それにしても、この冬の寒波は凄いですね。大雪に見舞われている地域の皆様は大変な毎日をお過ごしだと思います。地球温暖化の影響で、年々極端な気候になっていくようですが、人間の力では自然に逆らう事は出来ませんので、困ったものですね。
さて、皆様はどのようなお正月をお過ごしになられましたか? 帰省や旅行などで楽しいお休みだったという方やずっとお仕事だったという方など色々な方がいらっしゃったと思います。
主人が風邪を引きました
私はいつものように仕事と家事と猫たちの世話で終わりましたが、今回は年末から年始にかけて我が主人が風邪を引いてしまいました。普段の主人は毎日お風呂に入らず、一週間に一度入るというペースですし、お風呂の時間も短めなのですが、今回は珍しく毎日「風呂に入る」と言って、いつもよりもゆっくりと長い時間入っていました。
やっと「半身浴」の気持ちよさが分かってくれたのかもしれません。それはそれで嬉しい事ですが、いつまで続くのかは分かりません。
以前、体調が悪くなった時に湯たんぽを布団に入れてあげたのですが「湯たんぽは邪魔くさいからいらない」と拒否してすぐに布団から出してしまい、その後も絶対に湯たんぽを使おうとしませんでした。
しかし、今回は「湯たんぽを入れてみる? 」と試しに湯たんぽを入れてみたところ、よっぽど気持ちが良かったようで、そのまま朝まで寝ていました。その次の日は自分から「湯たんぽを入れてくれ」と言うようになり驚きました。(これが青天の霹靂と言うのでしょうか? )
「病院に行く」と言うのかな? と思っていましたら「病院は無茶苦茶混んでいるみたいだから行かない」と言いながらずっと寝ていました。
この年末から、インフルエンザが大流行して、医療機関はてんてこ舞いのようですし「寒い中わざわざ病院まで出かけて長い時間ずっと待っているよりは家で寝ている方が良いよね」と話していた矢先でしたので、本人もその方が良いと思ったようです。
薬は一時しのぎ
ただ「風邪薬を買ってきてくれ」と言われてドラッグストアに買いに行ったのですが、種類の多い事に驚きました。
よく見ると「ご購入は一家族一箱でお願いします」と書いてあるので「最近は風邪を引く人がこんなに多いのだな。薬が不足していると聞くけれど、本当なのだね」とまたまた驚いてしまいました。
私は薬を飲まないので分かりませんが「薬に頼って症状を抑えても一時しのぎにしかならないし、薬で症状を抑えても治ったわけではないし、やっぱり「冷えとり」をして免疫力を高めながら毒を出す方が理にかなっている」と思えてなりません。
風邪は「冷え」と「乾燥」が主な原因ですので、その逆のお風呂(半身浴)や湯たんぽと言った湿った熱が治すためにはとても有効なのです。
主人が薬を飲み始めて5日くらいで症状がやっと治まって、本人もやれやれと言ったところですが、5日も経てば薬を飲まなくても治るのではないか? と思ってしまいました。
「冷えとり」の考えでは、風邪の症状も毒だしの一つなので「今回薬で抑えた毒がまたいつか色々な形で出るのかもしれない」と思っています。
今回の収穫は「主人がやっと湯たんぽの気持ちよさを理解したこと」ですが、いつまた拒否に転じるのか? 分かりませんが、それはそれで黙って受け止めようと思っています。
人間は誰でも歳を取ります。歳を取れば取るほど病気をすることが多くなりますので、段々と健康について考えるようになるようですが、もっと素直に「冷えとり」に取り組んでくれたらよいのですけれどもね。中々上手くいきません。
3つの首は温める?冷やす?
ところで、寒い時期は血行が悪くなり易いので、腰痛や肩こりに悩まされる方が多いようです。腰痛も肩こりも「冷え」が原因です。
どちらも「冷え」で血行が悪くなって起こるのですが、局所だけを温めるのではなく足元をしっかりと温めて「頭寒足熱」の状態をしっかり保って「冷え」を取り、血行がよくなるようにしてください。
血行が良くなると、腰や肩の筋や組織が柔らかくなって痛みが緩和されるようです。
肩だけを温めても足元が冷えていると、血行が良くなりませんので、ご注意ください。
世の中には色々な事を言う方がいるようで「首と言う名が付くところ(首・手首・足首)を温めた方が良い」と言っているのを聞いたことがあります。
こちらの考えでは、首と手首は上半身になりますから、冷やした方が良いのです。
逆に、足首は足元(下半身)ですから温めて「頭寒足熱」にする方が良いのです。
色々な情報が溢れている現代ですが、迷ったら父か私が書いた本をもう一度読むようにしてください。
正しい「冷えとり」を続けてお元気にこの厳しい冬をお元気に乗り越えてくださいね。