>>[改訂版]これが本当の「冷えとり」の手引書<<

「毒出し」で死ぬことはない/怪我は必然/めんげんの意味

めんげん
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先週は台風2号と梅雨前線が関係して、主に太平洋側に線状降水帯が発生しました。
その為、各地に大きな豪雨被害をもたらしました。
幸いな事に、私が住んでいる辺りは被害が全くありませんでしたが、同じ愛知県内の豊橋市、豊川市と言った三河地区は大きな被害がありました。

被災なさった方々に心からお見舞いを申し上げます。
一日も早く元の生活に戻れますように陰ながら祈っております。

怪我は必然

さて、先日の事ですが、町内会の方が地区で行われるイベントの寄付金を集めに来られました。

ふっと見ると、彼女の腕には痛々しいギブスがはめられていました。

「どうしたのですか? 」

「職場の人達とお食事会をすることになって、待ち合わせ場所のレストランに行った時に、そこの駐車場でうっかり車止めブロックに足を引っかけて、派手に転んで骨折したの。来月初めに旅行に行く計画があるから、それまでに良くなりたいわ」

一般的に怪我と言うのは「偶然」と思いますが、こちらの考えでは「必然」となります。

それは内臓の毒が沢山溜まっていて、体の防衛本能で「何とか毒を減らさないと内臓のダメージが大きくなって困る」という事で、わざと怪我をさせるようです。

体の表面を打ったり、擦ったり、叩いたり、傷をつけたり、掻いたりなどと刺激を与えるのも「毒出し」になりますが、それでは間に合わない程に「毒」が溜まっている場合は緊急に「大怪我」をさせて「毒」を出すようです。

彼女は以前に少しだけ「冷えとり」に興味を持って、私から靴下を買って下さり、靴下の重ね履きを実行して頂いていたのですが、すぐに止めてしまったようです。特に暑い時期になるといつも裸足で、残念に思います。

今までにも「色々な病気を患って、手術を受けたし、今でも病院にかかっている」という話を聞いています。

病気や怪我はすべて「毒出し」

父からの教えです。

「冷えとりを実行していない人でも、体が病気とか怪我とか色々な形で『毒』を出している。世間一般では『毒出し』という考えが無いから、その症状に病名を付けているだけだ。

常日頃から、冷えとりを実行して出る『毒』を薬で抑えずに何でも喜んで出すようにしていると『毒』が沢山溜まらないので大病や大怪我になることはない」との事でした。

今回の彼女の骨折は「内臓が毒でいっぱいだから早く何とか出さないといけない」という事だったと思います。

腎臓と骨は密接な関係にあります。腎臓は一番「冷え」に弱い臓器ですので「毒(冷え)」も溜まっていると思います。

腎臓の「毒(冷え)」が溜まっているとカルシウム代謝が悪くなり、骨が弱くなります。

「毒出し(瞑眩)」で死ぬことはない

それにしても、体は良く出来ていて「毒出し(瞑眩)」をする時に、長年にわたって体に溜まりきっている毒を火山の大噴火のように全部思いっきり出したとしたら、体は耐え切れずに死んでしまいます。

内臓を元気にする為の「毒出し」なのに死んだら意味がありません。

そこで、その人が何とか耐えられて乗り越えられる程度の「毒出し」しか与えられないようになっているので、原則的には「毒出し」だけで死ぬことはありません。

どんなに症状が酷くても、峠を乗り越えてしまえば良くなって行くという事です。

その「毒出し」には、内臓を元気にするという意味もありますが、乗り越えるために心と体に試練と鍛錬を与えて強くするという意味もあります。

「毒出し」が進んで峠にさしかかり、そこを超えれば良い方向へ行くのに、出ている症状だけを気にかけて不安と不満にしか思わない人の場合は「心の毒(冷え)」が溜まるので、治りが悪くなります。

逆に周りがどんなに心配をして大騒ぎしても、本人が「毒出しだから大丈夫」とデンと構えている場合は治りが早かったりします。そう思うと「心」が一番大事だと言えますね。

但し、峠は何回もやってきます。心と体の健康の為に何度も乗り越えなければなりません。

思いっきり転んだ結果(冷えとりしていれば)

彼女の話を聞きながら思い出した事があります。

私も数年前に、車止めブロックに足を引っかけて思い切り転んだことがありました。

その時は膝を強打して痛かったし、手首と腕もかなり痛くなったので「なんだかんだ言っても、私も60歳過ぎたし、骨折しているかもしれない。病院に行こうかな? 」と思いつつ、足も指も腕も動く事は動くので「まあ、毒出しには違いないから、暫く様子をみてみよう」としっかり「冷えとり」を実行するようにしていました。すると一か月くらいで痛みが日に日に無くなり、結局病院にはかからずでした。

彼女にこの事を話しましたら「へー凄いね。そんなに派手に転んでも何ともないなんて、アンタ若いからだわ」と褒められました。

その後でいつものお店で夕飯の買い物をしていた時に「あれ? 彼女は私よりも年下だったはずだよね」と思い出し「冷えとりを実行していて良かった」とつくづく思ったのでした。

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