>>進藤幸恵の冷えとりラジオ<<

人種差別-「新型コロナウイルス」の新しい波紋?

冷えとり的考え方
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テレビのニュースで報じられていましたが、アメリカ国内でアジア系の人々が深刻な差別に遭い、迫害を受ける事が多くなっているとの事です。

人種差別

皆様は、もう色々なニュースやSNSなどで映像をご覧になったと思いますが、ただ歩道を歩いているだけの罪のないアジア系の女性や年配の方々が、罵声を浴びせられたり、後ろから突き飛ばされたり、殴られたり、蹴られたり、信じられないような酷い光景です。

アメリカの前大統領(ドナルド・トランプ氏)が「チャイニーズウイルス」と発言したのがきっかけとの事ですが、その発言に踊らされる一部の人々の考えが残念で仕方ありません。

確かに、アメリカ国内では「新型コロナウイルス」の蔓延とそれによる様々な被害が続いているという事で、人々のストレスも大きいと思います。しかしそれは、前大統領がしっかりとした感染対策を取らなかったというのが原因だと思います。それに、このウイルスは中々手強くて、全世界で中々終息しなくて手を焼いているのですから、アメリカ国内のアジア系の人々を迫害したところで問題が解決するわけではありません。

そんな事は子供でも分かることだと思いますが、分かりたくないのでしょうか?

元々アメリカは移民が作ったような国なのですから、人種差別があること自体が間違っていると思います。正直なところ、アメリカ在住の友人がいますので、被害が無いように祈るばかりです。現在のバイデン大統領が、先頭に立って少しでもこういう残念な事がない国にして欲しいと思います。

とは言え、アメリカだけではなく人種差別は昔からどこの国でもあるもので、日本も例外ではありません。

朝鮮人はいつも皆ナイフを持っている…?

40年数年ほど前の事、学生時代に友人と2人で電車に乗っていた時の事です。
すぐ近くに女子高校生が立っていました。彼女は民族衣装を元にしたデザインの「チマチョゴリ」の制服を着ていましたので、朝鮮学校の生徒さんだったようです。

色白で可愛らしい感じの良い女の子でしたし、私は前々から「チマチョゴリの制服は可愛いし、素敵なデザインだな」と思っていましたので、友人とおしゃべりしながらチラチラ見ていました。

暫くして、私たちは電車を降りたのですが、降りた途端に友人が「あー、怖かった。あんた怖くなかった? 」と言うのです。私は不思議に思い「えっ? 何が怖かったの? 」と訊きましたら「だって、さっき近くに朝鮮学校の子がいたでしょ? あの子は朝鮮人よ。朝鮮人はいつも皆ナイフを持っているから危ない。近づいたらいけないよってお母さんが言ってるもん」と言うので驚いてしまいました。私は親からそんな事は一度も聞いたことが無かったからです。

父は「日本は戦争中には、朝鮮半島や中国大陸に攻め入り、そこに住んでいた人々に酷いことをした。もちろん、俺が直接手を下した訳ではないが、歴史の上の汚点として忘れてはいけないと思う。人間は、戦争などで征服した相手に対しては、自分より立場が弱い者という事になるから、差別して虐めたりする。そういうような弱い者虐めは絶対にしてはいけない事だよ」とよく私が子供の頃から話していましたので、友人のいう事に違和感を覚えたのです。

私は友人に「どうしてそんなこと言うの? それは間違っていると思う。本当にナイフを持っているかどうか確かめたわけじゃないし、そんなふうに差別をするのは良くないよ」と言いましたが、彼女は納得できないという表情でした。

戦争中の考えがまだ色濃く残っていたのですね。あれから随分月日が経っていますので、現在はそんな風に思わない人が増えていることを願います。

偉そうな事を言っていますが、昔の日本は貧しくて、多くの日本人が外国に出稼ぎに行き、劣悪な労働条件の下で卑下されながら働いていたという事も事実です。

人間は、いつも同じ事を繰り返して悲劇を生むのですね。

冷えとりは平等無差別

さて、「冷えとり」は、頭寒足熱で上と下との温度差を無くすという事が基本ですが、それは平等無差別にもつながりますし「相手の立場に立って考える」という他人本位という考えにも当てはまります。

今、問題になっているジェンダーレスなどもそうですが、人種差別や色々な差別も「冷えとり」の思想がもっと広まって解決出来たら良いですね。

「新型コロナウイルス」の問題で、全世界が大変な時なのですから、今こそ自分本位を捨てて、人種を超えた協力が必要だと思いますが、皆さんはどう思われますか?

うかうかしていると、もっと強力なウイルスなどが出現して人類は存亡の危機に立つかもしれません。人類の未来がどうなるか? 今こそ試されているのかもしれませんね?

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