紅葉が山から平地へ徐々に降りてきました。
私は、桜より紅葉が好きなので、とても嬉しい季節になったと思っています。
それにしても、朝晩は冷えるようになりましたね。
前回もお話しましたが、寒がりの我が主人の強い要望で我が家のファンヒーターを稼働させることとなり、猫も喜んでいるようです。
先日(14日の火曜日)の名古屋地方は今年一番の冷え込みだったという事でしたが、その日の朝は本当に寒くて驚くほどでした。
でも、よく見てみると、エアコンのスイッチが押されていて「除湿」になっていました。
やれやれ!寒いはずです。きっと猫がエアコンのリモコンを踏んでスイッチを押したのか分かりませんが、猫を飼っているとよくあることなので「仕方がない」と思っています。
猛暑の後遺症
ところで、最近お客様から体調不良のご相談を受けることが多々あります。
大抵は「色々な症状が出てきて悩んでいます。どうしたら良いでしょうか? 」という事です。
よくよく聞いてみると「夏の暑さに負けて半身浴ではなくシャワーだけにしていた」とか「靴下の枚数を減らしていた」という事が多いようです。
以前にもお話させていただきましたが、体調不良になったらとにかく「冷えとり」を強化してみてください。
この夏の異常な暑さの影響でこのような後遺症(? )のような事が多いようです。
特に急に寒くなったりしましたから、夏に溜まり切っている「冷え」で色々な症状(毒だし)が出ていると思いますし、体からの訴えで「もっとしっかり冷えとりしてください」と警告が出ているとも言えます。
ただ体調不良を心配するだけではなく、今一度「冷えとり」をしっかり実行することを心掛けてください。
便秘の原因
この前、あるお客様が「ずっと便秘が続いていてお腹が張って苦しくて仕方がない。体調も悪くて起きていられなくて寝込んでいる。死にたいくらい辛い」とお電話をいただきました。
その方は、リウマチの持病をお持ちですので、肝臓・腎臓・肺が関係しています。
元々便秘が酷くて「冷えとり」と出会う前は病院に入院して治療を受けていたとのことでした。
10年ほど前から「冷えとり」を始めてからは徐々に改善されていたのですが、その頃は私とはまだご縁が無くて、違う方の指導を受けていました。
そのため、間違ったことを指導されたりして腑に落ちなかったことも多かったようです。納得がいかないと中々上手くいきませんよね。
私はその方に「腎臓の毒は肺が貰ってくれます。肺の毒は肺の腑の大腸に出しますし、大腸の毛細血管が冷えで縮んで動きが悪くて便秘が酷くなっていると思います。もっと冷えが取れてくれば改善されると思いますから頑張ってください。お風呂に入れないくらい動けなかったら湯たんぽを入れて寝てください」と色々アドバイスをさせていただきました。
それから約2週間後
「元気になりました。便秘も解消されてスッキリです。面白い事に最近はお風呂に入った時に、今まで通りに体をタオルで擦るのですが、お湯に皮膚のカサブタのような白いものがいっぱい浮かぶし、皮膚の表面からも次々に出てきているような感じです。ここまで出たのは初めてです。驚きました」との事でした。
毒出しの峠を越える
その方は、今までは溜まっていた奥の毒を出す力が無かったのですが、段々力が付いてきて出せるようになったのだと思います。
「寝込むほど辛かった時に薬などで逃げずに頑張った結果、自力で奥の毒を出せるようになったのだと思います。良かったですね。頑張って続けてください。そうやって奥の毒が段々減ってくればそのうちにリウマチも良くなると思いますよ」とお伝えしました。
私も何度か経験しましたが、かなり酷い「毒だし」でくじけそうになり、不安にもなりますが、それを乗り越えると急に改善されるようです。
よく言う「峠を越える」と言うようなもののようです。この峠は何回もやってきますが、逃げずに頑張るとまた楽になったりもしますし、精神的にも強くなりますので、つくづく「試練、鍛錬だな」と思います。皆様も頑張ってくださいね。
冬は腎臓の毒出し
さて、今は暦の上では「冬」という事になります。
「冬」は主に腎臓の毒出しが盛んになる時期ですよね。腎臓の毒は腎臓の「腑」である膀胱に良く出ます。
最近の私はトイレによく行きますので、腎臓の毒だしが盛んになっているのだと思います。
面白い事に、在宅中はしょっちゅうトイレに行くのですが、外出中は回数がぐんと減るのです。
以前に父が「毒出しは、仕事中や外出中などの都合が悪い時は出す回数が減り、症状が軽くなったりするし、休憩中や在宅中などの支障が無い時は頻繁に出たり、症状が重くなったりする。上手く出来ているものだから、ごちゃごちゃ心配をすることは無い」と言っていました。面白いものです。
くれぐれも「冷えとり」の強化を忘れずに、お元気にお過ごしください。