先日、5月15日は沖縄が本土に復帰して50年という記念すべき日でした。
その日の前後は、色々なメディアが沖縄の復帰前の様子や現在の問題などを伝えていました。
沖縄の現状
以前、講演で沖縄県に行った時に、那覇空港から目的地まで移動するモノレールの窓から、家がかなり立て込んでいる風景が見えました。沖縄と言えば「青い空に青い海、白い砂浜」という印象が、全然違ったので驚きました。
翌日の講演会の会場で、沖縄県在住の私のお客様にお会い出来ましたので、そのようにお尋ねしましたら「だって、広いところは殆どアメリカ軍が占領しているから、残ったところに家を建てなくてはいけないのさ。特に那覇市は都会だから立て込んでいるのよ。テレビなんかに出てくるようなきれいな風景は、石垣島とかの島に行かなければ見る事は出来ないよ」との事でした。
私は「そうでしたか。知らずにいました。すみません。今でも沖縄の方々は不自由を強いられているのですね。勉強になりました」と謝罪し、色々なお話を伺ったものでした。
そのお客様からは、お電話でご注文を頂く時にいつも沖縄の現状を教わります。
沖縄では今も、日本国内のアメリカ軍基地の70%が集中しています。軍用機の騒音問題やアメリカ軍兵士が起こした犯罪に住民が巻き込まれたり、他にも色々大変な事があるそうです。そのような事は、沖縄だけで報じられているというケースが多いそうで、「そちらでは報じられていない事がいっぱいあるさ。本土の人達は他人ごとと思っている人が多いけれど、沖縄の現状をもっと知って欲しい」とおっしゃいます。本当ですね。何事も「裏」「表」があるのですから、物事を色々な角度から見て判断するという事が大切ですね。
「太平洋戦争の時から、沖縄の人々は苦難な道のりを歩かされて来たのだ。日本政府ももっと本腰を入れてアメリカ軍基地の問題について向き合っていくべきだ」と父がよく話していたものです。
現在、辺野古という美しい海を潰してアメリカ軍基地を普天間から移転させるために大掛かりな工事を行っていますが、全て我々の税金から多額な費用が費やされています。
アメリカの言いなりになってばかりの日本政府に憤りを覚えるのは私だけでしょうか?
苦味は心臓を助ける
さて、沖縄の野菜で「ゴーヤ」と言う有名な野菜がありますが、この野菜は別名「ニガウリ」と言うだけあって、苦味が特徴的な野菜です。
「夏は心臓の毒出し」という事ですが、苦味は心臓を助ける働きがありますので、心臓の毒が多い人は苦い味を好む傾向があるようです。
心臓は「熱」に弱いとされていますので、暑い夏に苦味のある「ゴーヤ」を食べる事は理にかなっているという事になりますね。
ところで、私は何故か「ゴーヤ」の苦味が苦手なので、滅多に食べる事はありません。しかし「フキノトウ」は同じ苦味でもまあまあ食べる事が出来ます。面白いものですね。
苦味が苦手と言う事は、心臓が元気という事なのかもしれませんが、どちらかと言いますと「心臓に毛が生えている」と言えるかもしれません。
父は「ゴーヤ」も「フキノトウ」もその他の苦味のある物が苦手でした。父の心臓はかなり「毛むくじゃら」という事なのでしょうか?
リウマチも冷えが原因
心臓は全ての血管と関係がありますので、血管の病気にも関わってきます。心臓の腑は小腸ですが、リウマチにも関係があると聞いています。
リウマチも元々は「冷え」が原因です。それは「冷え」に一番弱い臓器である腎臓の毒が心臓を攻めますが、心臓はとても大切な臓器ですので、心臓を守るために小腸がその毒を受け、その毒が肺を攻めますし、肺は肝臓を攻めます。肝臓の毒は消化器を攻めます。
リウマチの患者さんは、親指が反り返ったように曲がってしまう事があります。親指は肝臓と消化器の指ですので、その指に症状が出るのだと思います。
指が曲がるという事は、指の骨が変形するという事になります。腎臓は全ての骨と密接な関係がありますので、骨が変形したりするようです。
リウマチは、痛みがあちこちに移動するそうで中々厄介な病気です。病状が進むと激しい痛みで歩くことも大変になってしまい、日常生活も困難になってしまうようです。
完治が難しい病気とされて「不治の病」とされていますが、しっかりと「冷えとり」に取り組んでいけば「冷え」が取れて腎臓の毒が減ります。すると、各内臓の毒も減って徐々に良い方向へ向かうと思います。
しかし、リウマチの患者さんは中々耳を貸して下さらないという事が多いので、いつも残念に思います。
フランス革命で活躍した「ロベスピエール」と言う人物がいますが「彼はリウマチだったのでいつも湯船に浸かっていた」という話があります。昔からお風呂で温める事に効果があると分かっていたのかもしれませんね。