いよいよ私が住んでいる愛知県も「梅雨入り」しました。
ここ最近の「梅雨」の時の雨の降り方は昔と違ってきているように思います。
線状降水帯の発生でいきなり大雨になって、道路や住宅地が冠水するなど極端な降り方が多くなった気がするのは私だけでしょうか?
昔は、しとしとと弱い雨がずっと続いていたように思います。
気候変動が激しいのは「地球温暖化」の影響だと思いますが、人類は反省もせずにこのまま傲慢な考えで地球を痛めつけていくのだと思うと「何とか良い方法はないのかな? 」と悩むばかりです。
先日のニュースでスイスのある地域の氷河が一気に溶けてしまい、大規模な地滑りが起きて麓の村が大きな被害を受けたと報じられていました。
私のお客様でスイス在住の方がいらっしゃいますが、10年ほど前にお話した時に「氷河がドンドン溶けている。このままでは大変な事になる」とおっしゃっていたのを思い出します。
夏の半身浴のコツ
さて、最近は体調不良のご相談をよくいただきます。よくよくお話を聞くと「半身浴の時間が短い」と言う方が多いようです。
多くの方々は「気温が高くなってきたので、長く湯船に浸かっているのがつらい」との事でした。
確かに、これから気温がドンドン高くなりますので、ずっと湯船に浸かっているのは辛くなります。そういう時はしばらく湯船の中に立って足湯の状態にしてください。
暫くすると体がヒヤッとしてきますので、また半身浴に戻してください。
こういう動作を繰り返すと長く入ることが出来ます。
色々と工夫をしてなるべく長く入るようにしてくださいね。
特に夏は主に心臓の毒が良く出る時期ですので、出来るだけ長く半身浴をしてしっかりとして汗をかくようにしてください。心臓の毒は主に汗で出るからです。
心臓疾患のやっかいな性格
ところで、心臓の毒が多いと性格が「冷酷」になります。
「冷酷」とは「周りの他人がどうなろうが知った事ではない、自分さえ得をして良ければ良い」と言う考え(性格)ですので、さんざんお世話になっておきながら周りの他人や物に感謝をしない冷たい性格の事を言うそうです。
消化器の毒が多い人の性格である「利己」とよく似ています。利己も「自分だけ良い思いをすれば良い」と言うものです。この場合は「自分で努力をせずに周りに頼ってばかり」と言うもので、いわゆる「甘ったれ」と言うものです。
かなり前ですが、心臓疾患をお持ちの男性からご相談をいただきました。
元々「冷え」があって腎臓(一番冷えに弱い臓器)に毒が溜まり、その毒が心臓を攻めているので、しっかりと「冷えとり」をすれば良い方向へ行くのですが、中々ご理解いただけませんでした。
私も色々と親身になって「冷えとり」のアドバイスをさせていただいたのですが、中々改善されずにいました。
心臓の毒は肺を攻めますので肺の毒も多かったようで、その方はいつもメソメソした感じで相談をして来られました。肺の毒が多いと悲観的になりますので、メソメソするのです。
そして、肺の毒は肝臓を攻めます。肝臓の毒が多いと「傲慢」になります。
「傲慢」になると「自分が一番正しい」と思うようになります。
周りのアドバイスがどんなに正しくても耳を貸しませんが、その裏返しの「卑屈」と言う性格が裏表でついて回っています。
それは、自分よりも世間的な権威のある人の言う事は間違っていても従うという性格です。
傲慢だと「冷えとり」を受け入れられない
その方は、体調が悪い時は「不安でしょうがない」とメソメソしてお電話をかけてこられますが、体調が良くなるととたんに威張って踏ん反り返る性格でした。
よくよく聞いてみると「冷えとり」にしっかりと取り組まずにいるようでしたので「そんな事では改善されません。もっとしっかりと取り組まなければ心臓は調子の悪いままですよ。頑張ってください」とお話しました。すると
「あんたの言う事は正しいと思うけれど、女だから気に食わない」と言う返事が返ってきて驚いたものです。
「女は男より下」と思っているのは、古い考えだと思いますし、それなら初めから相談をしなければ良いのです。
それに、さんざん相談をしておいて感謝もせずにそのような事を言うのはいかがなものでしょうか?
私は「それならば、もう一切相談をしてこないでください」と言って電話を切りました。
今までの経験上ですが「冷えとり」に素直に取り組んでくださる方は、謙虚で素直な方が多いようです。権威の無い「冷えとり」は傲慢な方には受け入れる事が困難なようです。
最近、父の講演録を読み返してみたのですが、その中に「人間は上手くいかない時は色々と努力をする。これは当たり前の事です。ただし、何もかも上手くいっている時は慢心してしまって努力を忘れて傲慢になる。上手くいっている時こそ気を引き締めて努力をしなければいけない」と言う言葉がありました。
これからも、色々な事に感謝しながらこの言葉を忘れずに頑張っていきたいと思います。