>>[改訂版]これが本当の「冷えとり」の手引書<<

「冷えとり」の勧め方-相手が興味を持ってくれるまで待ちましょう

冷えとり的考え方
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ここのところ、局地的な大雨による被害が多いですね。
鳥取県、島根県やその他の地域も浸水や山間で土砂崩れの被害があったと報じられていました。被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。でも、雨が降らないと水不足になってしまい、農作物や我々の生活に影響が出るので、雨は必要な物ですが極端な降り方は困りますよね。

もう沖縄・九州地方などは梅雨明けになっていますので、私が住んでいる愛知県もそろそろ梅雨が明けるのかもしれません。そうすると、ますます暑くなるので、夏が大嫌いな私は考えるだけで今からウンザリしてしまいます。が、夏の太陽光線も農作物や人間だけではなく生物には必要不可欠な物ですので、頑張って我慢して受け入れようと思います。

癌の方に冷えとりを勧めませんでした

さて、先日の事ですが、私たち夫婦がいつもお世話になっている方がお亡くなりになり、葬儀に参列させていただきました。その方は、奥様とお二人で和食のお店を営業しておられ、板前をしていたご主人様がお亡くなりになったのです。まだ60歳後半という若さです。

昨年6月ごろに体調不良で病院を受診したところ「がんが体中に広がっていて、手術も出来ないし、放射線も使えないので、抗がん剤で一日でも長く生きられるように治療をするしかない。余命は一年です」と言われて、頑張って治療をしておられました。しかし、主治医の宣告通り約一年後に力尽きた感じでした。抗がん剤治療の合間にはお店を営業して頑張っておられたのに、残念です。

葬儀には沢山の方々がお別れに来られていました。温厚で皆さんにとても慕われた方でした。もっと長生きしていただきたかったと思います。

その方のお店には、病気の事を知らされてから、何回かお邪魔しましたが、私は一回も「冷えとり」をお勧めしませんでした。

興味を持ってくれるまで根気強く待ちましょう

皆さんは驚かれますが、私は相手が望まない限り自分から「冷えとり」を勧める事はありません

講演会や座談会にご参加くださる方々や本などを読んでご質問をいただく方は「冷えとり」に興味を持っておられる方々ですので、細かく丁寧にお話させていただきます。しかし、そうではない場合は一切「冷えとり」の話をしません。

よく、色々な方から「家族(またはお友達)が病気になってしまったので冷えとりを勧めたい」というご質問を頂きます。私は「冷えとりという方法があるよ、と軽く話をしていただき、相手が興味を持ったら本や靴下をお勧めすれば良いと思います。しかし、そんなに興味を持っていないようだったら勧めないで、相手が興味を持ってくれるまで根気よく待っているほうが良いですよ」とお話します。

そういうと大抵は納得して下さらないようですが、もし自分自身が信じられない方法を強く勧められたら嫌だと思います。(相手の立場に立って考えるという他人本位も冷えとりの基本理念です)何でもそうですが、嫌々やることは良い結果が出ません。

例えばですが、学生時代の勉強は身に入らなかったのに、社会人になってから改めて「もっと勉強をしておけばよかった」と思い、自分の意思で大学の社会人コースやカルチャースクールに通ったりした場合は、驚くほど熱心に勉強をしようとします。学生時代の方が時間もたっぷりあるのに、社会人になって忙しい時間を割いて受ける授業の方がすんなり頭に入ってくるというような経験をしたことがあると思います。

何事もそうですが、自分でやる気にならないと良い結果が出ないという事です。

冷えとりは自発的に実行しないと、良い結果が得られない

今までの経験で「冷えとり」は特に、自発的に実行しないと良い結果が得られないという事が多々あるようです。

「冷えとり」は、瞑眩(毒出し)という考えがありますので、自分が納得していないと理解できずに不安に押しつぶされてしまいます。不安が強くなると、心の「冷え」という事になり、ますます結果が悪くなって大変な事になり兼ねないのです。

そうなると、人間関係が壊れてしまいますので、よく考えて下さい。まず、自分がしっかりと「冷えとり」を実行していくことです。

色々良い変化が出てきて、相手が尋ねてきたらお話をして、それでもまだ相手が納得しないようなら、引き下がって下さい。相手が全く興味を示さなければ、選ぶのは個人の自由ですので諦めて、今まで通りにお付き合いをしていけば良いと思います。

無理に勧めるのは自分の気が済むだけで、それは自分本位という事になり「冷えとり」の基本理念から外れますのでご用心下さい。

心臓(利己)と肝臓(傲慢)が悪いと自分本位になり易いようですので、ご用心!ご用心!

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