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臓器の毒を腑に出す肩代わり/肩と膝は消化器の毒出し

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もう10月下旬になったというのに気温が25℃を超えて「夏日」になったり、季節外れの線状降水帯が発生して宮崎県内に被害をもたらしたりと、今までの常識では考えられない気候が続きますね。

日中は暑くても、朝晩はグッと気温が下がって寒いくらいになります。

昨年の今頃を思い出してみると、確かに寒暖差は大きかったようですが、これほどではなかったように思います。テレビ番組の気象予報士の方々も「今までにない」と言う言葉を口にしていますので、私の感じている事は同じだという事ですよね。

寒暖差も冷えとりで解消

先日、いつものスーパーでご近所の奥様(私と同年代位)にお会いしました。その方は「冷えとり」とはご縁の無い方で、今年の初夏に大病を患って手術を受け、長い間入院生活を余儀なくされたと以前に伺っていましたので、しばらくお顔を見ないと「大丈夫かな? 」と陰ながら心配します。久しぶりにお顔を拝見してホッとしていました。

その奥様が「一日の寒暖差が大きいので体にこたえるわ。まだ体が元のように戻っていないから仕方がないけどね」と話しているのを聞いて「そうですよね。これだけ寒暖差が大きいと大変ですよね」と話を合わせながら「冷えとりをすれば良いのだけれどね」と心の中で呟きながら色々世間話をして別れました。

私も正直なところ歳には勝てずに何となく体が「ダルイ」と思う事も多々ありますが、しばらくゴロッと横になっているとすぐに楽になります。

ただ、私が少しでも横になるとすぐに猫たちが甘えて寄ってきて、体をピタッとくっ付けて寝たり、体の上に乗ってきたりで身動きが取れなくなりますので、嬉しいやら? 暑苦しいやら? ですが・・・。

肩と膝は消化器の毒出し

先日も急に右肩が痛くなったり、膝が痛くなったりしたのですが半身浴を長くしていたらいつの間にか痛みが無くなっていました。

肩も膝も消化器の毒が良く出るところです。アイスクリームや甘い物を多めに食べていたという思い当たることがあります。相変わらず甘い物に手が伸びるので困ったものです。

午前7時から9時までは消化器の「腑」である「胃」の毒だしの時間で、午前9時から11時までは消化器(脾臓・膵臓)の毒だしの時間ですので朝は何となく食欲もなくて、中々エンジンがかからない事が多いようですが、仕事などで遠方に行く時はエンジンがかかりますので、面白いものですね。

冷えとり内蔵の時間割
急に朝晩冷えるようになると、腰痛や肩こりなどが増えるようですが、そういう時は今までよりも足元をもっと温めるようにしてください。

「夏の間も靴下をずっと10枚履いていたのに、少し前から腰痛が出てきて中々治らない」と言うようなご相談を受ける時があります。そういう時はもっと靴下を履いていただきたいです。

世間から見れば靴下を10枚履くだけでも「凄い!」と思われますが、不具合があるという事は「冷えとり」を実行して段々奥の「毒(冷え)」が出てくるようになったという事と、今まで感じていなかった「冷え」に敏感になって体が「もっと温めて欲しい」と言う体からのサインだと考えられます。

体の不具合を感じなくなるまで靴下の枚数を増やすようにしてください。

その他に、出来るだけ半身浴の時間を長くするのが良い方法です。

秋は主に「肺」の毒だしが盛んになる時期です。肺は皮膚や粘膜・腹膜・内膜とも密接な関係がありますが、潰瘍性の病気とも関係が深いようです。

よく胃潰瘍という病気の名前を聞きますが、これも胃の粘膜が悪くなる病気ですので、胃だけではなく肺も関係しているようです。

臓器の毒を腑に出す肩代わり

陰陽五行説によると、肺は消化器の「子」にあたりますので、肺の毒を「親」である消化器が貰って胃潰瘍と言う形になるのではないか? と思います。

「胃」は消化器(膵臓・脾臓)の「腑」にあたります。
※上図で、青で囲ってあるのが「腑」

「臓器」は生命維持にとって大切なものですから「臓器」を守るために「腑」に毒を出しているのです。

他の臓器でも同じことで「腑」が駄目になっても直ぐに命に関わることはありませんが「臓」が駄目になれば直近で命に関わってきます。

例えば「胆石で胆嚢(肝臓の腑)を全摘した」としても、すぐに命を落とすという事はありません。

そのような状態で長年日常生活を送っている方がいらっしゃると思いますが、肝臓を全摘したら、直ぐに命を落としてしまいます。

もし、臓器の「腑」にガンなどが出来て全摘しても、それは「臓器」を助けるための方法だという事になるそうです。体は上手く出来ていますね。


先日、俳優の西田敏行さんが天国に召されました。突然の訃報に驚きました。最近は色々なご病気を抱えておられたそうですので、寒暖差が影響したのかもしれませんが、とても残念でなりません。

昭和を代表する名優でもあり、とても多才な方でした。まだ70歳半ばですし「もっと活躍して欲しかった」と誰でも思っているのではないでしょうか? 心からご冥福をお祈りいたします。

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