先日までは、朝晩の冷え込みに暖房が欠かせなかったのですが、急に真夏のような暑さになりました。この週末は台風の影響で雨が降り、気温が一気に10度くらい下がるそうですね。
この時期は、気温が高くてもまだ湿気が少ないので何とか耐えられますが、蒸し暑い夏が嫌いな私は「今年の夏はどれだけ暑くなるのだろうか? 」と心配しています。
それにしても、今までも「異常気象」と言われるような気候が何度かありましたが、今回のようにここまで酷いのは初めてのような気がします。地球温暖化の影響が段々及んでいると思いますが、皆様はどのように思いますか?
これだけの寒暖差があると、色々体調を崩す方が多いと聞きます。しかし常日頃「冷えとり」を実行していると、それほどのダメージを感じることなく過ごせますので有難いですね。
夕食後、睡魔に襲われます
さて、私が経験したことですが、3月くらいから夕飯後に片づけを済ませてから、ものすごく睡魔に襲われてしまいます。
以前からお話していますように、私は元々消化器が悪いのです。「消化器が悪いと良く寝る」という事は以前にもお話させていただいていますが、起きているのが辛いくらいに眠たくなってしまいます。
その為「眠たくて仕方が無い時は無理をせずに少しだけ布団に横になって、スッキリしてから続きの家事をしよう」と思いながら、横になり猫を触っている内に、そのまま寝てしまうという事が多々あります。猫は大喜びで布団に入って、甘えてくっ付いてきて、そのまま一緒に寝たりします。
朝までそのまま寝てしまうという事もありますが、最近は、大抵午前2時くらいに目が覚めます。春は肝臓の毒出しの時期でもありますので、丁度、肝臓の毒出しの時間である午前1時~3時の間で目が覚めるようです。
湯たんぽの安眠効果
目覚めると、慌てて湯たんぽのお湯を入れて、また布団に入るのですが、暫くすると深い眠りに落ちて行くようです。
私の感覚ですが、湯たんぽを入れる前よりも、入れた後の方が深く眠れるような気がします。
以前に「不眠症」で悩んでいた方から「半信半疑で湯たんぽを入れて寝たら、とても気持ち良く熟睡出来た」という喜びの声を聞いたことがありました。改めて「湯たんぽという湿った熱源が体には気持ち良く効果がある物なのだ」と実感しました。
実は、昨夜もまた睡魔に襲われてうっかり寝てしまい、やはり午前2時半頃に目が覚め、湯たんぽを慌てて入れて布団に入りました。
しかし、相変わらず続いている体のあちこちの皮膚からの瞑眩(毒出し)が酷く、痒くてたまりませんでしたので暫く眠れずに掻き毟っていました。そうしたら、急にさらさらの鼻水がダーっと出てきて、その後は痒みが楽になり、熟睡出来たのです。
私は長年「冷えとり」を実行していて、今まで様々な瞑眩を経験しましたが、今回の「鼻水が出てから痒みが楽になった」というのは初めてでした。
鼻水が出て痒みが楽になった
後で「何故だろう? 」と考えてみました。
鼻水については、消化器の毒が腎臓を攻めますが、消化器と腎臓の毒が関わると鼻や耳(内耳・中耳)に支障をきたしやすくなります。
自分で考えてみると「最近は甘い物やその他の物を沢山食べていた」と言う事が原因でした。その為、消化器に毒が溜まり睡魔に勝てないくらいに眠たかったのです。
腎臓は一番「冷え」に弱い臓器ですので、湯たんぽを入れると足元が温まって「冷え」が取れて腎臓が元気になって毒を出す力が強くなります。
腎臓の毒は、助け合い(親子関係)という形で腎臓の親である肺が貰ってくれます。肺は呼吸器でもありますし、粘膜や皮膚とも密接な関係があります。粘膜から鼻水と言う形で毒を出してくれて、そのお陰で皮膚の痒みという形で出ていた毒が減って、痒みが緩和されたのではないのだろうか? と思いました。
そういう分析をするくらいならば、自分を律して甘いものを食べないようにすれば良いのですが、中々意思が弱くて困ります。
毒が出ると眠くなる
ちなみに、鼻水が出ない時でも、布団の中で皮膚の痒みと闘って掻き毟っているうちに熟睡するのが毎日の事です。毒が出ると体が気持ち良いらしく、眠たくなるようです。
よく、半身浴をしながら湯船の中で寝てしまうという事があります。体が温まって血流が良くなり、腎臓の毒が減り、皮膚からの毒出しも盛んになるので体が楽になり、リラックスするのかもしれませんね。
以前に父から聞いた話ですが「腕の良い鍼灸師が治療をすると患者さんは鍼を刺したままでも治療中に寝てしまう事が多いそうだ。それだけ体が楽になるのだろう」との事でした。
そういえば、父が「冷えとり」を考え付く前に自宅で東洋医学の開業をしていた時ですが、鍼治療中の患者さんが大いびきをかいて寝ていて、暫くして父に「治療が終わりましたよ」と起こされていたのを思い出しました。人間の体は面白い物ですね。