2020年のお正月。
世界的な大イベント「東京オリンピック・パラリンピック」が開催される年で「世界各国のアスリートがどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろう」と期待に胸を膨らませた方が多かったですね。アスリートの方々も、幼いころから夢を見ていた憧れの舞台に立てるという喜びでいっぱいで、練習に力が入っていた頃だったと思います。
冷えとりはコロナウイルスに有効なのか?
ところが、その数か月後に「新型コロナウイルス」という魔物が日本列島に上陸し、あっという間に全国に広がって行きました。
未知のウイルスという事もあり、人々は恐れ、混乱して大騒ぎになり、今でも毎日のように関連ニュースが報道されています。
お客様から「冷えとりをしているとコロナに有効なんでしょうか?」というご質問を多々いただきます。
正直なところ、世間の評価基準である科学的な証明がまだありませんので、絶対とは言えません。しかし、こちらの考え(理論)としましては「足元を温めていると、血流が良くなり自然と免疫力が上がるので感染はしにくいです。もし、感染しても重篤な事にはなりにくいので、心配は無いと思います」とお答えしています。
活力があれば、ウイルスを怖がることはない
今私たちが呼吸している空気中には、色々なウイルスや細菌や埃などがいっぱい浮遊しています。マスクをしても、ウイルスはマスクの繊維よりもかなり小さいのでスルッと通ります。インフルエンザウイルスもそうですね。
例えば、新鮮なリンゴを1つテーブルの上に置いたと考えてください。そのままずっと放置しておくと、最初はみずみずしく芳香を漂わせていますが、徐々に活力を失って腐り始めます。最後にはぐちゃぐちゃになり、ひどい腐敗臭になってきます。
最初から、リンゴを取り巻く空気中にはさまざまなウイルスや細菌が浮遊していますし、リンゴの表面にもある程度くっついたりします。しかし、すぐには腐りません。
それは、リンゴの活力がある間は腐らないのですが、時間を追うごとにリンゴの活力が無くなり、細菌などに負けてしまうから腐敗するのです。
人間も同じで、活力(免疫力)があればウイルスや細菌を怖がることはないと思います。
いつもおすすめしているように、足元をしっかりと温めて血流を良くすれば、内臓が元気になって自然治癒力(免疫力)が良く働くようになります。
免疫力の強い人間が生き残ってきた
人間は昔から、ウイルスと闘ってきました。
日本では幕末に「コレラ」が大流行して、多くの方が亡くなり、棺桶を作るのが間に合わなかったほどだったそうです。ヨーロッパでも「ペスト」が大流行して多くの人命が失われました。
今でも、アフリカでは「エボラ出血熱」という致死率の高い恐ろしい感染症があります。
多くの方々が犠牲になられましたが、幕末の日本でも日本人全員が亡くなっていませんよね。感染しても助かる方、全然感染しなくて済む方と色々なパターンがあると思います。
私個人の考えですが、その人のもっている免疫力が強いかどうか? が関係してくるのではないでしょうか。
現在、混乱を巻き起こしている「新型コロナウイルス」も、感染しても全く自覚症状が無い方も多々おられます。するとこのウイルスはそんなに致死率は高くないが、静かに潜伏して周りに広げるという巧妙なウイルスだと思います。
持病があるのは、冷えが原因
よく「持病がある方や高齢者は重篤になりやすい」と報道されますが、ご高齢者な方は長年に渡って溜まってきた「冷え」のために免疫力が落ちてきています。それに、持病があるという方も「冷え」が原因で元々免疫力が落ちて持病になっています。
出来るなら、そういう方に「冷えとり」とご縁を繋いでいきたいと思っておりますが、中々上手くいかないのが残念です。
誹謗中傷しないように、心の冷えをとってほしい
もう一つ残念なのは「新型コロナウイルス」に感染してしまった方々を誹謗中傷するという行為です。医療従事者の方々を差別したりという報道を聞くたびに心が痛みます。
誹謗中傷をする人の心の方がよっぽど「新型コロナウイルス」より怖い存在です。
誹謗中傷している方やその方のご家族が、もし感染したらどう思うでしょうか? 反省してくださるでしょうか?
心の「冷え」をとって、もっと温かい人間になっていただきたいです。
「新型コロナウイルス」に感染し、お亡くなりになられた方々のご冥福をこころよりお祈りいたします。そして、現在、療養中の方々が一日も早く回復なさいますように、心よりお見舞いを申し上げます。
延期になった「オリンピック・パラリンピック」が来年には開催されることを願います。
「冷えとり健康法」は誰にでも手軽に出来る免疫力アップの方法です。多くの方々にご縁が繋がることを願っております。