今日から2月です。早いものですね。何だか毎回こんなあいさつをしていてすみません。
今年は、特に1月に色々な事がおこったので余計に月日の経つのが早く感じたかもしれません。まあ、それだけ歳を取ったという事なのでしょうね。
昨年12月に身内の豪勢な結婚式があり、その後で衣装をクリーニングに出したのですが、店員さんが「出来上がりが2週間後ですが宜しいでしょうか? 」とおっしゃったので「はい、大丈夫です。暫く使いません。この歳になるとお目出たいことは滅多になくて、お葬式の方が多いですから」と言って店員さんと笑いあったものですが、本当に実感します。
春は肝臓の毒出し
さて、もうじき二十四節気の中の「立春」との事で、「この日から春が始まりますよ」という事になります。春は主に肝臓の毒出しの季節でもあります。
どおりで最近、私の周りには肝臓の性格（せっかち、イライラ、カリカリ、他人を見下す、頑固など）の人が増えたように思います。気のせいでしょうか?
肝臓は、上記のようなどちらかと言うと表に出てくる性格が特徴ですが、肝臓の腑である胆嚢は、表に出せずに内面にイライラを溜め込んでいるような性格になり易く、いずれにしても毒が溜まるようになるそうです。
胆石
胆嚢は、肝臓の毒を「胆石」と言う形の症状で出すという事もあります。
30年ほど前ですが、ご近所さんでお酒が大好きな男性が、胆嚢に石が溜まって胆嚢摘出手術を受けました。
退院後「あんな辛い思いをしたくないから、酒を止める」と頑張っておられましたが、数か月後には、また飲酒を始めてしまい、一年後に亡くなったそうです。
その方は「冷えとり」とご縁の無い方でした。どちらかと言うと、よくカリカリしていた性格の方だったそうですので、肝臓の毒が多かったのだと思います。
しっかりと足元を温めて「頭寒足熱」を心がけていれば、内臓も良くなってきますし、頭に血が昇らずに何となく心が落ち着いて、徐々に精神的に楽になりますし、穏便に済ますことが出来るようになります。「冷えとり」は人間関係の改善にも効果があると言えますね。
花粉症
それから、肝臓は解毒の臓器でもありますので、この時期は花粉症という形の毒出しをする方も多いと思います。しかし、出来るだけ薬を使わずに出して頂けると嬉しいです。
しかし、どうしても症状を止めなければならない状況の時は、その時だけ薬を使ってくださいね。
後でしっかりと「冷えとり」をして毒を出せばよいのですから、臨機応変に考えて対応してください。
今までお話をしてきましたが「冷えとり」で花粉症が改善されたという報告を良く受けています。即効性は無いので、すぐに症状が無くならないという事も多々ありますが、諦めずに続けていただきたいと思います。
まだ土用（消化器）の毒出し期間
とは言え、今はまだギリギリ「土用」ですので、主に消化器の毒出しの時期です。
食べたくない時は無理に食べないで、食べたい時はよく噛んで食べてください。
ただ、食べたいのに「食べ過ぎはいけない」と思って極端に食べないというのは却って良くないと思います。体が欲している時は、バランスを考えながら食べてください。
テレビで「最近のこの異常な寒さで、農作物が大打撃を受けている」と報じられていました。農家の方々が大変な思いをして作って下さる作物を、感謝して食べるように心がけたいものですね。野菜だけではなく、その他の食品にも感謝したいと思います。
消化器が悪いといわゆる「甘ったれ」の性格になるようです。自分で努力をしようとせずに何でもかんでも他人に頼り、ほんの少しの苦難でも耐えられずにすぐに挫折してしまい、何をするにも消極的で臆病（消化器が腎臓を攻めるので）という性格です。
元々は肝臓が悪くて、消化器を攻めるので消化器に毒が溜まって悪くなります。こういう性格の人は、こちらがいくらアドバイスをしても中々上向きになってくれませんし、中途半端な「冷えとり」を指摘しても頑固で改善してくれないという事が多いようです。
冷えとりで体のゴミ出し
しっかりと「冷えとり」をして血流が良くなっていけば、消化器も他の内臓も良くなってきますので、まずはとにかく「冷えとり」強化ですね。
「冷えとり」を続けていくと段々今まで溜めていた毒が出るようになります。寒い時は特に風邪という症状で出る場合も多いようですが、それも毒出しですから、喜んで出すようにしてください。そのうちに毒が減って風邪を引かなくなっても、また違う形で出すようになってきます。その時もまた喜んで出して頂きたいと思います。
要するに出る物は何でも毒（ゴミ）だと思っていただければ分かり易いと思います。
今の私の場合は風邪ではなく痒みで出ているようです。どんな症状も辛いですね。
今日は珍しくゴマちゃんの邪魔が入りませんでした。ラッキーですが、少々寂しいような気がします。ゴマちゃんは甘えん坊で臆病なので消化器と腎臓が悪いのかな?
