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「冷えとり本」誕生秘話

冷えとり本誕生秘話冷えとり書籍
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冷えとりの本を出しましょう!

まだ、昭和(1980年代)の時代ですが、父が東洋医学の開業をしていた頃に、一人の患者さんが来院されました。その方はいわゆる自然食といいますか、食と健康についての研究をなさっておられる方で、講演会を行ったり、本を何冊も執筆されていました。

父は、今まで書かせていただいたように「変わり者」ですので、この「冷えとり」に関しての本を出すとかいう気はあまり無かったような? あったような? でした。しかし、その方が「このままでは勿体ない。多くの方々に冷えとりを知っていただくために本を出した方が良いと思います」と勧めてくださり、出版社(社団法人 農山漁村文化協会)をご紹介いただいて、出版させていただく事となりました。それが「万病を治す冷えとり健康法」です。

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その頃、患者さんの中から「冷えとり健康法をもっと多くの人に広めたい」と言う志を持った方々が、我が家のガレージで「冷えとりグッズ」の販売を始めかけておられたので、この本もお勧めして下さいました。

その頃は、コットンの5本指靴下でも、どこでも手軽に手に入るという時代ではなかったですし、ましてやシルクの5本指どころかシルクの普通の形の靴下もなかなか無い時代でした。そこで来院した患者さんが靴下を入手しやすいように「冷えとりグッズ」を売り始めたのです。

冷えとりが全く注目されない時代

今でこそ、徐々に認められつつある「冷えとり」ですが、その当時は全く注目されていませんでした。

本が出るまでは「冷えとりの方法について」という感じで、ノウハウを印刷した紙を受付でお渡ししていました。しかし、多くの方が、駅前で貰うチラシ同様に目を通さずに、中には帰りにガレージや駐車場の片隅に捨てて帰るという方もおられたようです。

来院した患者さんも、父が「靴下を何枚か履いて足元を温めなければ、ここに通うだけでは中々治りませんよ」とお話しても全く聞く気が無く、特に暑い時期は裸足で来て、玄関で靴下を履いて、治療が終わって帰る時には玄関で靴下を脱いで靴を履いて帰るという方も少なくなかったです。

受付業務をしていた私はそういう方たちに「どうして、靴下をそこで慌てて履くのですか? 」と訊いたことがあります。そうすると「だって履いてないと先生に叱られるでしょ? 」と言う答えでした。

そんなこんなで、本を出しても「冷えとり」は、なかなか理解も支持もされずにいました。

当時は私もしかたなく実践している程度、それが…

その時の私は、一応「冷えとり」は実践していましたが、中々そこまでの熱意は無く、仕方なく実践している程度でした。そんな私が今このように偉そうに色々書かせていただいていることが、ただただ信じられません。

先ほどの本は、その何年か後で「新版 万病を治す冷えとり健康法」という改訂版になりました。その頃は色々な業者さんがシルクの5本指を作って下さるようになったので、改めて「靴下の重ね履きの仕方」のところを色々修正する必要が出てきたのです。

最初の本には「一番目にコットンの5本指を履く」と書いてありますので、その時代にその本を購入した方は、今でも「コットンの5本指が最初ですよね? 」と仰います。

その後、他の出版社様ともご縁をいただき、色々な本を出版させていただいて今に至ります。

書籍紹介
今までに出版された、冷えとり健康法の書籍の紹介です。 本を読む際のアドバイス 「家電製品の取り扱い説明書と同じと考えてみたらいかがでしょうか?」例えば、洗濯機を新しく買った時に、最初は取り扱い説明書を読みます。それで使い始めますが、...

ここまで来たのは、そういう時代の中を頑張って下さった先輩の皆さんのお陰です。感謝しかないですね。

冷えとりの本は難しい?

私はいつも思うのですが、本の内容はそんなに難しい事が書かれていないのに「難しくて分からない」と言われた事が多々あります。

父いわく「それは、今までの医学と全く違う事を言われているからだ。認めて貰うには地道に一つ一つ実績を積み重ねていくしかない。地味に、平凡に、誠実に取り組んでいかなければいけない。そうして、ある程度、理解を得て広がったら徐々に表に出していけばよい。焦ったらいけない」と言っていました。

もう一つ「いくら正しい事でも今までと違った事を中々受け入れないのは、考え方が硬い人が多い。そういう人の脳みそはダイヤモンドより硬い」とも言っていました。

そういう方々のご理解を得るための勉強を我々はもっとしなければならないと思います。

皆さん一緒に頑張りましょう。オバちゃんも頑張るからね。

来年もよろしくお願いします。

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